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アリスのお家
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創作お話作ってます。。。

p.s. I love you #536 『イブの日の告白』



#536 『イブの日の告白』





「やっぱオレ、オマエの事、好きだ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大好きだ!!」

「・・・」

「・・・」

「クスッ。 やっと心の封印解いたね、健ちゃん」

「え!?」

「ズ~ッと分かってたょ、健ちゃん、アタシの事好きだって」

「・・・」

「頑張ったね、恥ずかしがり屋の照れ屋さん」

「・・・」

「コレはご褒美だょ」

チュッ。(頬にキッス)

「ォ、オィ!? ぃ、いきなり・・・」

「あ!? 顔真っ赤!? リンゴさんだね。 クスッ」

「ォ、オマ・・・」

「メリークリスマス・トゥ・ユー、健ちゃん」

「え!?」

「今日はイブだょ」

「お!? そ、そぅか? そぅだったょな、すっかり忘れてた」

「告白の決心するのに全力だったから?」

「え!? ェ、エェ・・・。 まぁ・・・。 って・・・。 ぃ、意地悪(わり)いなぁ、オマエ」

「そんな事ないょ」

「うんにゃ、ある!!」

「ない!!」

「ある!!」

「ない!!」

「ある!!」

「そっか。 良し! 分かった!! なら、その意地悪な女が命令する!!」

「お!? な、何だょ? 急に?」

「オィ! 健一!!」

「な、何だょ?」

「今日はイブだ!!」

「え!?」

「だからイブだ!!」

「ォ、オゥ!? わ、分かってるょ、イブぐらい」

「うんにゃ、分かってない!!」

「『うんにゃ、分かってない!!』って・・・。 分かってるょ、イブぐらい」

「ホントに分かってるのか?」

「ぁ、あぁ、ホ、ホントだ。 ホントに分かってる」

「だったらナゼ、彼女をKFCのチキンに連れて行(ゆ)こうとしない?」

「え!? か、彼女?」

「あぁ。 目の前に素敵な彼女がいるんじゃないのか?」

「え!? ・・・。 ぃぃぃ、いる!! いるいるいるいるいるー!! 麻美はオレの彼女だ!!」

「ウム。 良し!! そして今日は12月24日(にじゅうよんち)、つまりイブだ。 しかも目の前に彼女。 だったら?」

「KFCのチキン」

「ウム。 なら彼女をそこに連れて行(ゆ)け」

「ォ、オゥ!? 連れて・・・。 あ!?」

「ん?」

「予約!? 予約がいるんじゃないのか、KFCのチキン買うのって? オレ、予約してねぇょ」

「ダイジョブだ。 アタシがしといた」

「え!?」

「アタシが予約しといたから、心配はいらん」

「・・・」

「彼氏は黙って彼女を連れて行(ゆ)けば良(い)いんだ」

「ォ、オゥ!? 麻美が予約ね・・・」

「ウム。 理由はどうあれ、連れて行(い)けば良(い)い」

「ォ、オゥ!? な、なら、彼女を連れてしゅっぱ、あ!?」

「ん?」

「オレ、傘持って来てねぇ⁉ まさか、こんな大雪ンなるとは思わんかったんだ」

「それはダイジョブだ。 アタシのがある」

「・・・」

「彼女と彼氏は相合傘が基本だろ!! 違うか、愚か者め!!」

「ォ、オゥ!? だ、だな」

「ウム」

そして・・・

晴れて恋人同士の二人は相合傘。
でも、男はほとんど入らず女だけ。
まぁ、それが普通だけどね。

『ギリギリ間に合ったね、健ちゃん。 アタシ、予感がしてたんだ、健ちゃんの告白。 だからKFCのチキン、予約しといたんだ。 フゥ~。 危ういところでギリギリセーフ。 チキン無駄ンなんないで良かったぁ』
「あのさぁ、健ちゃん」

「ん?」

「今日、イブじゃん」

「オゥ。 だな」

「だからね。 アタシね。 も一回言うね、この言葉」

「ん? この言葉?」

「ウン。 この言葉。 さっき言ったヤツ」

「・・・」

「健ちゃん・・・」

「・・・」

「メリークリスマス・トゥ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マイ・スペシャル・パーソン、、、


p.s. I love you #535 『我が家のニャンコ・・・』



#535 『我が家のニャンコ・・・』





我が家のニャンコ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・超器量良し。


その上、性格も超おとなしい。
すこ~~~し臆病な位。
でも、ホントは臆病どころかチョビ~~~ッチ気が強い。
ヶど、おとなしい。
頭がスッゲー良(い)いから分かってるんだろうね、人間様の扱い方。
おとなしくしてれば可愛がられるって。

そんな我が家の可愛いニャンコ。
その名は……ポチ。
でも、メス。
ヶど、ポチ。

そんな我が家の可愛いニャンコの……ポチ。
いつの間にかチャリネコ。
そぅ。
マイチャリの買い物かごに両手を掛けて、チョコンと座って、全く怖がらずに僕と一緒に、
 ♪
  サイクリング サイクリング ヤッホー ヤッホー
 ♪
歌わないヶど、心ン中で仲良くデュエット。

そして・・・

いつもの公園。
チャリを止めてポチに一言。

「ポチ。 そこにいるんだぞ」

それからダッシュでチョッとトイレ。

『フ~。 スッキリした』

って、戻って来たら、ポチの頭を優しく撫でてる女の娘(こ)。
近くによったら気配を感じて……クルッ。

「え!?」

「え!?」

二人同時に驚いた。
ナ、ナントその娘(こ)は、同(おんな)じクラスの……麻美ちゃん。
超美人。
実は、入学式から高3の今まで、怖くて打ち明けらんなかった僕の秘かな憧れのあの娘(こ)。
そんな麻美ちゃんが、ポチの頭をなでなでしながら・・・。

「このネコ、もしかして・・・」

「ウン。 うちのネコだょ。 ポチって言うんだ、メスだヶど」

「え!? ポチ!?」

「ウン」

「ヤダー!? ポチだなんて可哀そう!! メスなのに!?」

「ウン」

「何で!? 何で、ポチ?」

「ウ~ン。 何となく・・・。 でも、ポチ」

「クスッ」

チョッと笑って、振り返ってポチを見て、ポチの鼻先まで顔を近づけた麻美ちゃん。

「オィ! ポチ!? ・・・。 可哀そうになぁ、ポチだなんて・・・。 こんなに可愛いのに・・・」

そして再び振り返って、僕に一言。

「ねぇ、明日会えない? 日曜日だヶど」

『え!? チョ、チョッと強引!? ヶど、ウレピイ!?』
「ウン。 良いょ」

「じゃ、12時にココ。 良(い)い? アタシ、今からママとお買い物行かなきゃなんないんだ。 ママ、待ってるから」

『ス、スッゲー強引!? ヶど、ウレピイ!?』
「12時だね? ウン。 良(い)いょ」

「じゃぁ、明日。 アタシ、おべんと作って来るからポチと3人でおべんと食べながらお喋りしよ。 ね」

「ゥ、ウン」

「じゃね」

「ゥ、ウン。 じゃね」

タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、・・・。

走って帰る麻美ちゃんの後ろ姿を見送ってから、ニンマリしながらポチを見る。
ポチはポチで訳知り顔で僕を見てる。
お互いチョッと見つめ合ってから、ポチを抱き上げ、

「ヤッター!! でかした、ポチ~~~!!」

そしてポチをギュッっと抱きしめ、

「良(い)いぞー!! ポチ~~~!! 何てヤツだ、何てヤツだ、何てヤツだ~~~!! オマエってヤツは、何てヤツだ~~~!!」

「・・・」

「ポチ~~~!! やったぞ、ポチ~~~!! 良(い)いぞー!! ポチ~~~!! 良(い)いぞー!! ポチ! ナイスアシスト!!」

するとポチが本日初めて・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ニャァ、、、


p.s. I love you #534 『家出した・・・』



#534 『家出した・・・』





家出した・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それまで可愛がっていた猫。


必死の形相でその猫を探し回り、力なくやつれた表情で夜遅く、漸(ようや)く帰って来た……君。
そんな君を優しく出迎える……僕。

「ただ今~」

「お帰り~」

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「猫、居た?」

「・・・。 ウゥン」

「・・・。 そっかぁ」

「・・・」

「お風呂沸いてるょ。 入ったら?」

「ウン」

肩を落とし、目に涙を浮かべながら風呂に入る……君。
そんな君に大声で呼びかける……僕。

「あ!? 次、僕も入るからお湯、抜かないでね」

   ・・・

そぅなんだ。
お湯は抜かないでいて欲しいんだ。
何でかって言うとね。
それはね。
と~~~っても汗かいちゃったからなんだ、この寒さの中でも。

君が帰って来るチョッと前まで全力で走り回ってたから・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・君を探して、、、


p.s. I love you #533 『ワタシがイチバ~~~ン・・・』



#533 『ワタシがイチバ~~~ン・・・』





ヤダー!?

ワタシったらぁ!?

アー、ナー、ター、

の!?

そのカッコ良さ、笑顔、声、話し方、立ち居振る舞い、そして……超ハンサムな、おー、かー、お。

全部、全部、ぜ~~~んぶ・・・。

す!!

き!!

ヶどね。

ヶどさ。

ヶど・・・。

ワタシがイチバ~~~ン好きなのは・・・。

ジッと黙ってワタシを見つめるアナタの……その・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・瞳、、、


p.s. I love you #532 『ホントはな・・・』



#532 『ホントはな・・・』





「オレ・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オマエの事、『好きだ』って言ったな」

「ウン」

「アレはウソだ!!」

「え!?」

「ホントはな・・・」

「・・・」

「ホントは・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大好きだ!!」


p.s. I love you #531 『ファーストキッスは・・・』



#531 『ファーストキッスは・・・』





ファーストキッスは・・・


ほとんど誰も使わない……マンションの階段。

だって、

身長172㎝と160㎝のカップルだからね。

階段使わなきゃ、キッスはし辛(づ)い。

ウン。

そぅ。

階段使わなきゃ、キッスはし辛(づ)い。

ウンウン。

だから一段上ったの・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・彼、、、


p.s. I love you #530 『手渡されたラブレター』



#530 『手渡されたラブレター』





放課後・・・


高校の体育館の裏で、人知れず憧れてたあの人から手渡された……ラブレター。

読み終えた時には、ワタシの涙でグッショリ。

だって、そのラブレター・・・。

あの人の・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・親友からだったから、、、


p.s. I love you #529 『初めて買った携帯』



#529 『初めて買った携帯』





ヤッター!!

ついに買っちゃったぞー!!

初めての携帯。

記念すべき最初にかける相手は・・・。

勿論、あの娘(こ)。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・憧(あこが)れの、、、


p.s. I love you #528 『照れ臭ささとと怖さのせいで・・・』



#528 『照れ臭ささとと怖さのせいで・・・』





照れ臭ささとと怖さのせいで・・・



「好き」

って言えず、ただ俯(うつむ)いてた。

でも、勇気を振り絞って顔を上げたら……アナタが見つめてた。

その瞬間・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・時間が止まった、、、


p.s. I love you #527 『この一言を』



#527 『この一言を』





会った瞬間・・・



「お!?」

「ン?」

「髪切ったんだ?」

「ウン」

「へ~。 似合ってんじゃん!! ロン毛よっかショートのほうが全然良(い)いな。 ウン。 似合ってる似合ってる。 スッゲー似合ってる」

彼のこの誉め言葉で、一瞬言葉を失った私。

チョッとぎこちない間(ま)。

でも、すぐ気を取り直して、その日どうしても言わなければならない言葉を口にした。

「髪を切ったのはね、アナタにね、この一言を告げるため・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サヨナラ」


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ジョーク大好き お話作んの大好き な!? 銀河系宇宙の外れ、太陽系第三番惑星『地球』 の!? 住人 death 。

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