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ps. I love you #434 『サヨナラ ①』



#434 『サヨナラ ①』





「朝霧麻美さんかぁ・・・」


そ、れ、は、・・・


レシートで知った、レジの女の人の名前……下宿近くのスーパーの。

小柄で、小顔で、抜けるような色白(雪肌って言うのかな?)で、ショートカットの良く似合う、笑顔の素敵な超美人。

年の頃なら・・そぅだなぁ・・10台にしか見えないヶど、オレが大学入った時からいるからぁ・・・。

ウ~ム。

20・・2,3,4,5・・ってとこかなぁ……多分。

ンでもって、胸はCまで行かないBカップぐらい。

ウン。

きっとそぅ……Bカップ。

形の良さそぅなBカップ……オレ好みの良(い)い感じの。


で!?

その人。

この4年間ほとんど毎日(まいんち)通ったから、当然、顔見知り。

気が付けば・・いつの間にか・・会えば笑顔で、

「今日は」

「今日は」

あるいは、

「今晩は」

「今晩は」

の仲に・・・。

と言っても、それに一言、

「いい天気ですね」

「そぅですね」

が加わる程度。

ヶど、今日は頑張った。

つーのも、就職決まって今日が下宿最後の日だから。

だから今日は会計しながら・・ラッキーな事に後ろに誰もいなかったので・・頑張って、いつもと違ってこんな感じ。

「今日は」

「今日は」

「朝霧さんの顔見るの・・・。 多分、今日が最後」

「え!? 何で?」

「ウン。 地元の企業に就職決まったんで、今日、下宿引き払うから」

「・・・」

「僕ねぇ・・・。 見たかったんだょなぁ、朝霧さんのツインテール」

「え!? ワタシのツインテール?」

「ウン。 朝霧さんのツインテール」

「???」

「ツインテールでちょっとコスプレした朝霧さん。 絶対、美少女アニメの世界から『コンニチハ』状態だょね、多分、きっと。 ウン。 多分、きっと、絶対。 『月に代わってお仕置きょ!!』ナンチッテ」

「・・・」

「そのショートカットも素敵なんだヶど・・・。 でも、やっぱ。 朝霧さんにはツインテール」

「・・・」

「・・・。 4年間、ホントにありがとう」

「こちらこそ・・・」

とまぁ、ここまで。

ホントはもっと頑張りたかったんだヶど・・・。

仕方ないかぁ。

後ろに人、並んじゃったし・・・。

それなりにタップリ話せたし。

ま、いっか!?

でもこれって、ひょっとして、オレの学生生活最後のビッグイベントだったかも・・・。

ビッグイベント?

ウ~ム。

チョット大袈裟かな?

ウ~ム。

ヶど、やっぱ、ビッグイベント。

だってね。

だってさ。

だって朝霧さんとはもぅ二度と・・・。

ウン。

多分、もぅ二度と・・・。

だからその目をジッと見つめて最後に一言……心ン中で。


『サヨナラ、朝霧さん。 ホントに、サ、ヨ、ナ、ラ』


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って、、、







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