たっくん家(ち) #774 『愚痴 Scene2』
2020-03-23
#774 『愚痴 Scene2』
【登場人物】
たっくん・・・日本の素直な男の子
たっくんママ
スペシャルゲスト・・・レンコン立件罠呪盗(りっけん・みんしゅとう)副代表兼参議院幹事長
ある日・・・
たっくんママとレンコン先生がお喋りをしていた。
レンコン先生がママに愚痴った。
「つったく・・・。 あの怪蔑(あやな)が羨(うらや)ましいヮ」
「怪蔑って?」
「知らないの? あの耄碌(もうろく)お笑いタレント爺(じじい)、加藤御茶(かとう・おちゃ)の女房ょ」
「あぁ、アレ!? あの怪蔑がどしたの?」
「あの耄碌爺(もうろく・じい)さんもういい歳じゃん。 いつ逝(い)ってもおかしくないぐらいの」
「だから何なの?」
「チッ!? あったま悪いヮねぇ!! い~ぃ。 あの爺さん逝ったら、怪蔑のヤツ、遺産独り占めょ~」
「まぁ、そぅなるヮねぇ」
「羨ましいじゃん! スッゴク!! それに引き換え、家(うち)の宿六(やどろく)来た日にゃ、アタイより5歳年上のまだ54なのょ。 しかも毎日毎日(まいんち・まいんち)いっくらアタイがイビッても、元気溌剌(げんき・はつらつ)オロナミンC。 一向にくたばりそうもなし。 ったく、嫌んなっちゃうヮょ」
「あぁ、そぅいぅ事ね。 だったらいいのがあるヮょ。 アタシもその問題、これで解決したの」
そう言って、ママがレンコン先生にママお手製の七輪を手渡した。
「え!? 何、コレ!?」
「見れば分かるでしょ、七輪ょ。 それもママお手製の万能七輪」
「それは分かってるヮょ!! ヶど、こんな物(もん)でどうするかが分かんないんじゃない!!」
「使い方が分かれば納得ょ」
「だったら使い方教えて」
「いいヮょ。 い~ぃ? これはねぇ。 調理する時は普通の七輪。 で、オプションの鋳型の中に入れれば簡易暖房機」
「それと怪蔑と、どぅ繋がんのょ~?」
「それがこの七輪が万能たる所以(ゆえん)なの。 い~ぃ? 良~く見てんのょ。 こぅやってこの空気取り入れ口をこぅいぅ具合に半開きにすると、ホ~ラこの通り。 見事、二酸化炭素が大発生」
「ウ!?」
瞬間、
(バタッ!!)
レンコン先生が倒れた。
それを見てママが言った。
「まぁ、アンタが死んでどうすんのょ」
(ピクピク、ピクピク、ピクピク、・・・)
【注】
加藤御茶(かとう・おちゃ)・・・年寄りのお笑いタレント 極めて評判の悪い若い女房をもらったため、苦労が絶えないと専(もっぱ)ら噂されている可哀そうなヤツ
加藤怪蔑(かとう・あやな)・・・加藤御茶の嫁 財産目当ての結婚と専ら噂されている
チ~~~~~ン!!!!!
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#774 『愚痴 Scene2』 お・す・ま・ひ
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