たっくん家(ち) #769 『放火』
2020-03-20
#769 『放火』
【登場人物】
たっくん・・・日本の素直な男の子
たっくんママ
テレビレポーター
ある日・・・
ママが経営していた店が放火され、その店のある商店街が全焼してしまった。
そこを取材に来た・・偶然、その近くに住んでいた・・テレビレポーターが、その件でママにインタビューした。
「大変でしたね。 今のお気持ちをお聞かせ下さい」
「それがそうでもないのょ。 丁度、改装する予定だったから。 それにチャ~ンと火災保険も掛けてたし、結構高額の」
「なら、大変なのは保険会社の方という訳ですね」
「ウ~ン。 そぅとも言えないヮね」
「ん!? と言うと?」
「今回の件で、今まで大した保険掛けてなかったご近所さんたちみんな、保険に入りなおしたみたいょ。 高額保険に」
「だったら大変なのは、高額保険を掛けなくならなくなったご近所さんたちという事に?」
「それも違うわね」
「え!? そ、それは・・・?」
「その分、みんな、値上げするから」
「え!?」
「だから大変なのはお客さんたちね。 アハハハハ。 ま⁉ そぅいぅ事。 アハハハハ」
瞬間、レポーターが切れた。
「コココ、コラー! 放火魔ー!! しょしょしょ、商店街なんかにー!! ほほほ、放火なんかすんなー!!」
チ~~~~~ン!!!!!
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#769 『放火』 お・す・ま・ひ
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