ps. I love you #172 『並行世界』
2019-11-05
#172 『並行世界』
「ねぇ」
「ん?」
「SFなんかに良く出て来る、並行世界ってホントにあると思う?」
「並行世界かぁ。 どぅかなぁ。 まぁ、あった方がロマンはあるかな」
「だょね。 でもさぁ、もし、アタシたち・・・。 偶然、アッチの世界に迷い込んじゃったらどうなるかなぁ?」
「そうだなぁ。 ヒョットすっと、オレの恋人はオマエじゃなくなってるかもな」
「え!?」
「・・・」
「・・・」
「ヒョットすっと、オレの恋人はアッチの世界のオマエかも・・・」
「あ!? そぅ言ぅ意味か!? だったら、アタシの恋人はアッチのアナタ」
「否、ダメだ!! ソイツぁ、許されん!!」
「何で?」
「アッチに行こうとコッチにいようと、オマエの恋人はオレだヶだからさ」
「え!? 何かチョッとズルぃ」
「まぁな」
「でもさぁ。 もしそぅなったらアナタ、恋人二人んなっちゃうょ」
「まぁな。 ヶど、いぃじゃん。 どっちもオマエなんだから」
「ゥゥ~ン。 まぁ、そうだヶどぉ・・・。 なんかチョッと変」
「んなこたぁ、ねぇ。 どこの世界にいようと、オマエの恋人はオレだヶ。 な」
「ゥゥ~ム。 複雑」
「バ~カ。 単純に考えればいいんだょ。 どこにいようと、オレたちは恋人同士。 だろ。 アハハハハ」
「ウン。 だね。 アハハハハ」
これが一年前のお話。
でも・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今は、、、
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