進撃のポチ（ Counter-attack of POCUI ）　#1982　『女性票』

#1982　『女性票』　（ただいま、ブログお引越し中）

（コレは、“ 2016.12.12 Monday ”　に書いた物（もん）でオジャリます DEATH ハィ：コマル）

【登場人物】

ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋（しゃべ）る超・高ビーな天才ニャンコ

菅直人（かん・ちょくと）大先生・・・超大物政治家

菅溝子（かん・どぶこ）・・・超大物政治家、あの菅直人（かん・ちょくと）大先生の奥様

ある日・・・

我らが超大物政治家、あの菅直人（かん・ちょくと）大先生が街頭演説を行っていた。
その内容は思いっきり女性票を意識したものだった。
そのため、妻の溝子（どぶこ）夫人も駆け付けていた。
つまり、夫婦仲良く並んでの演説会だったという訳だ。
大先生が思いっきり胸を張り、良く通るあの美声で、行き交う有権者、特に女性たちに呼び掛けた。

「女性の皆さんは、素晴らしい見識と知識と経験をお持ちで～す!!　必ずや一番素晴らしい人物を選んで下さると信じて疑いませ～ん!!」

すると、偶然その場を通り掛かかり、それを聞いたポチが大先生に声を掛けた。

「オゥ! 直人!!　女に一番素晴らしい人物を選ぶ能力なんてのが、ホントにあんのか？」

瞬間、ポチのこの言葉にイラ菅とあだ名される大先生が切れた。

「あ、あ、あ、あるに決まってるじゃないかー!!　な、な、な、何を言ってるんだー! オマエはー!!」

「なら今、オメェの横にいるソイツは女じゃねぇんだな」

そう言って、ポチが大先生の横にいる溝子（どぶこ）様を指差した。