進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #1954 『 The 痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事/『遺失物横領罪』 Scene1』
#1954 『 The 痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事/『遺失物横領罪』 Scene1』 (ただいま、ブログお引越し中)
(コレは、“ 2016.11.11 Friday ” に書いた物(もん)でオジャリます DEATH ハィ:コマル)
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
痛身憲一(いたみ・けんいち)・・・当ブログ『相方』シリーズの超主役 警視庁捜査一課の熱血鬼刑事 愛称/イタミン
芹沢刑事(せりざわ・けいじ)・・・痛身の子分のオマケ刑事 愛称/芹ちゃん
杉下卑怯(すぎした・ひきょう)・・・警視庁特命係警部
冠城亘(かんむりじろ・わたる)・・・元法務省キャリア官僚 現在ペーペー刑事
米沢牛守(よねざわぎゅう・まもる)・・・警視庁鑑識課の超敏腕巡査部長
内村漢字(うちむら・かんじ)・・・警視庁刑事部長 警視長
日本の刑法には、『遺失物横領罪』という罪がある。
分かり易く言えば、拾った金や物品をネコババしたのがバレた時、適用される罪らしい。
ある日・・・
いつものように鬼のような凄みを利かせた形相の当ブログ『相方』の超主役、イタミン事(こと)、我らがあの警視庁捜査一課の鬼刑事、痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事の許に、当ブログ管理人・有栖川呑屋コマルが深刻な面持ちでやって来た。
その場にたまたまいたイタミンの子分で後輩刑事の芹沢刑事(せりざわ・けいじ)刑事を筆頭に、当ブログ『相方』脇役の警視庁特命係・杉下卑怯(すぎした・ひきょう)警部や同じく特命係の冠城亘(かんむりじろ・わたる)ペーペー刑事、警視庁鑑識課の米沢牛守(よねざわぎゅう・まもる)巡査部長そしていつも苦虫を噛み潰したような表情をしている内村漢字(うちむら・かんじ)警視庁刑事部長の5人が見守る中、コマルがイタミンに言った。
「あのさぁ。 痛身さんさぁ」
「何だ?」
「チョッと相談があんだヶど、乗ってくれっかなぁ」
「ん!? 相談?」
「うん」
「言ってみろ」
「うん、あのね。 オイラさぁ。 半年前からポチと共同出資でお店やってんだ」
「ポチってあれか? あの人間の言葉を話す、あの小生意気なネコか?」
「うん、そう。 あの小生意気なネコ」
「フ~ン。 それで? 何の店やってんだ?」
「駅傍(えきそば)で売店。 新聞とかたばことか売っててさ。 駅のキヨスクみたいなお店」
「駅のキヨスクみたいな店かぁ? で? 相談って、何だ?」
「うん。 それがね・・・」
コマルが相談内容を話し始めた。
つづく
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