進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #1613 『哲学の授業にて』
(コレは、“ 2015.07.11 Saturday ” に書いた物(もん)でオジャリます DEATH ハィ:コマル)
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
一匹の㌧助
他
ある日・・・
一匹の㌧助がテレビを見ていた。
勿論、日本のBSの只見で、内容はNHKの教養講座。
放送していたのはこんな内容だった。
― ある哲学の授業にて ―
ある大学の教授が人生を一本のビンに例えた話をした。
「このビンに石を詰めてみる事にしよう」
そう言いながら教授が手にしていた一本の空のビンに石を詰め始め、詰め切ってから学生たちに聞いた。
「さぁ、どうかな諸君。 もうこのビンにはこれ以上何も入らないかな?」
学生の一人が手を上げて答えた。
「小さな石ならその隙間に入るんじゃないでしょうか」
「ウム」
軽く頷いた教授は小石を取り出し、ビンに詰めた。
「小石で隙間が埋まったね。 では、もうこれでビンは一杯かな?」
これに、先ほどとは別の学生が手を上げた。
「砂ならまだ隙間に入ります」
「ウム」
再び教授は軽く頷き、砂を取り出してビンに詰めた。
「どうやらこれでこのビンは一杯だね。 さて、ここで本題。 このビンを人生に例えてみようか」
そう言って教授はビンの中身を指差した。
「この大きな石は、例えるなら家族や友人といった人生には欠かせない大切な存在。 次にこの小さい方の石は、家や車、テレビや映画。 あるいは本、雑誌、音楽などといった人生に妙味を添え、楽しく豊かにしてくれる存在。 最後にこの砂は、人生の取るに足らないつまらない存在。 だがもし、真っ先にそのつまらない砂で人生のビンを一杯にしてしまったら、石は勿論の事、こんな小さな石ですら入る隙間のない不毛な人生となってしまうに違いない。 つまりこのビンは、人生をいかなる存在で埋めるべきかを教えてくれているのだ」
すると、また別の学生が手を上げてこう言った。
「教授!? アルコールならまだ中に入る余地があるのではないでしょうか?」
「ウム」
教授が満足そうに頷き、こう言った。
「そうだ! そうなんだ!! いかに人生がつまらない存在で満ちていようと、アルコールだけはまだこの中に入る余地があるんだ」
ここでその番組は終わった。
それを見終わった㌧助が手にしていたグラスの中身を、グビッと飲み干してこう言った。
「フ~。 なんと美味いニカ~!? トンスルは~」
注:トンスル・・・ウンコで作ったウンコ酒
チ~~~~~ン!!!!!
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#1613 『哲学の授業にて』 お・す・ま・ひ
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