進撃のポチ（ Counter-attack of POCUI ） #1563 『鑑識課・米沢牛守（よねざわぎゅう・まもる）の事件簿／痴漢』

#1563　『鑑識課・米沢牛守（よねざわぎゅう・まもる）の事件簿／痴漢』　（ただいま、ブログお引越し中）

（コレは、“ 2015.01.20 Tuesday ”　に書いた物（もん）でオジャリます DEATH ハィ：コマル）




【登場人物】

ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋（しゃべ）る超・高ビーな天才ニャンコ

有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人

米沢牛守（よねざわぎゅう・まもる）・・・警視庁鑑識課の超敏腕巡査部長





今・・・


巷（ちまた）では連日、
コマルの大好きなテレビドラマ　
『相棒』
で!?
大盛り上がり。。。

だから内も、
コマルのお部屋ブログ
『相方』
で!?
特盛り上がり。。。




ある日・・・


本当はキャリア官僚にも拘らず、過去の不始末が原因で取りあえず今はペーペー巡査の鑑識課・有栖川呑屋コマルが、先輩の米沢牛守（よねざわぎゅう・まもる）巡査部長の所へ捜査に関する事で指導を仰ぎに来た。

「チョッと米（よね）ちゃんいいかなぁ？」

「ん!?　何かね、有栖川呑屋くん」

「うん。　あのさ～。　昨日見た映画ん中でね。　婦女暴行シーンがあったんょ」

「ホゥ～。　これは面妖（めんよう）な。　婦女暴行シーンが？」

「うん。　で、さぁ。　ふと、疑問に思ったんでね。　チョッと米ちゃんに教えてもらおうかなって」

「何を？」

「うん。　もしね。　女の人が痴漢に襲われて暴行されたって訴えて来たらさぁ。　どう対処したらいいのかなって」

「女の人が痴漢に襲われて暴行されたって訴えて来たらですか？」

「うん。　こんなのってさぁ、上級試験にゃぁ出ないから。　うん」

「じょ、上級試験ですか？」

「うん。　そ。　上級試験」

「そ、そうですか。　分かりました。　その場合、被害者のタイプによっていくつかのパターンがあってですなぁ」

「と、言ふと？」

「えぇ、まぁ。　被害者の年齢、容貌などですかな」

「え!?　年齢と容貌って関係あんの？」

「勿論!?　決まってるじゃないですか!!　それによって方針が決まる訳ですゎ」

「へ～。　方針がぁ？」

「そうです」　（キリッ!!）

「んじゃ、さぁ。　被害者がオバチャンでさぁ、その辺にいそうな人だったら？」

「そうですなぁ・・・。　その時は、適当に　否　被害者の証言通りかどうかの現場検証やって、後は杉下警部に丸投げですかな」

「杉ちゃんに？」

「えぇ。　どうせあの方、お暇ですから」

「お!?　なるほどなるほど。　だったらさぁ。　もし、被害者がね、若くて綺麗な女の子だったら？」

「そ、その時は勿論!?　被害者立会いの下、現場検証ですな。　それからその女性に協力してもらって現場の再現ですかな。　事件と全く同じように」

「それって、ヤッパリ、杉ちゃんに？」

「そ、そんな勿体（もったい）ない!?　あ!?　否!?　そ、それは鑑識係として我々が立派にやり遂げなければなりません」

「フ～ン」

「お!?　な、何かね、その物言いたげな目は？」

「否、ね。　チョッとこう思っちまったからさ」

「な、何を？」

「うん。　米ちゃん。　お主も悪ょのぅ、って。　エヘ、エヘ、エヘ」

「ウッ!?」

「でも、ホント言うとさ。　オイラ、チョッとその答え期待してたんだ」

「という事は有栖川呑屋くんも？」

「うん」

「ならば、悪はお互い様ですかな。　エヘ、エヘ、エヘ」

「うん。　エヘ、エヘ、エヘ」

「エヘ、エヘ、エヘ」

　・・・

「エヘ、エヘ、エヘ」

「エヘ、エヘ、エヘ」




チ～～～～～ン！！！！！




ピュ～～～～～～～～～～




ピーピー　ヒャララ　ピー　ヒャララ～

ドドンガ　ドーーーン

チャカチャンチャン　チャカチャカチャンチャン

ゴ～～～ン

カァカァカァ





メデタシメデタシ。。。





「ケケケケケ!!」

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