進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #1558 『 The 痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事/コマル鑑識係になる -その3-』
#1558 『 The 痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事/コマル鑑識係になる -その3-』 (ただいま、ブログお引越し中)
(コレは、“ 2015.01.14 Wednesday ” に書いた物(もん)でオジャリます DEATH ハィ:コマル)
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
痛身憲一(いたみ・けんいち)・・・当ブログ『相方』シリーズの超主役 警視庁捜査一課熱血鬼刑事 愛称/イタミン
米沢牛守(よねざわぎゅう・まもる)・・・警視庁鑑識課の超敏腕巡査部長
他
「出たー!! 出た出た出たー!! 出ましたょー!! 米(よね)ちゃ~ん!! 骨がー!!」
有栖川呑屋コマルが大声で叫んだ。
その声に反応し、米沢牛守(よねざわぎゅう・まもる)を始め、痛身たちが集まって来た。
米沢牛が聞いた。
「骨?」
「うん。 白骨。 ホイッ! コレッ!!」
そう言ってコマルが、白骨化した頭蓋骨をすぐ横まで来ていた米沢牛と痛身に差し出した。
それを見て、
「ウッ!? こ、これは・・・」
ここで一瞬、全員、絶句した。
それから米沢牛が繁々とその頭蓋骨を見ながら呟いた。
「ウ~ム。 これはまた面妖(めんよう)な・・・。 この様子から見ると、確実に死後1年は経過してますなぁ」
「うん。 オイラもそう思う」
このやり取りに痛身が憮然とした表情で反応した。
「死後1年? 死後1年だと~?」
と。
これに・・・
「恐らくは」
と米沢牛。
「多分」
とコマル。
「何で、こっから1年以上前の白骨死体が出て来なきゃいけねぇんだ」
「え!?」
「え!?」
コマル、米沢牛、共に一瞬驚いた後、コマルが痛身に言い返した。
「でも~。 出ちゃったもんは」
「『でも~。 出ちゃったもんは』 じゃねぇ!! 今探してんのは、1週間前の頭蓋骨だ。 発見するなら最近のヤツを発見しろー!!」
そう捨て台詞を吐き、痛身がその場を立ち去ろうとした。
その痛身にコマルが声を掛けた。
「い、痛身さん!!」
痛身が振り返った。
「何だ?」
「んじゃさぁ。 コ、コレッ!! この骨!! これどうしたら・・・」
「そんなもんに用はねぇ!! 元あったトコに戻しとけ!!」
「え!?」
その場から去って行く痛身の後姿を黙って見送った後、コマルがコマル同様このやり取りを見てポカ~ンとしている米沢牛に、呆(あき)れた様子で言った。
「だってさ」
「ですなぁ」
「コレッ。 どしよっか?」
「仕方ありませんなぁ。 ま。 痛身さんの言う通り、元あった所に戻しておきましょうか」
「いいの、そんな事して?」
「え!? えぇ。 まぁ・・・」
「ホント~?」
「はい。 そうしませんと困った事が・・・」
「何、困っちゃうの?」
「はい~。 なまじっか、そんなもんを持って帰りますとですなぁ」
「フム」
「杉下警部が興味を持ってですなぁ。 色々と面倒な事に・・・」
「なるへそなるへそ。 そういう事?」
「ですゎ」
「おk」
「分かって頂けましたか?」
「うん。 分かった」
「そうですか?」
「うん。 だからこれ持って帰って杉ちゃんに見せる」
「え!?」
「だって、コレって。 事件!? ね。 じーけーんー。 エヘ、エヘ、エヘ」
「・・・」
「そー、れー、も~~~・・・。 スギちゃんの、だーーーい好きな。 エヘ、エヘ、エヘ」
「ウ~ム」
チ~~~~~ン!!!!!
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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