進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #1557 『 The 痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事/コマル鑑識係になる -その2-』
#1557 『 The 痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事/コマル鑑識係になる -その2-』 (ただいま、ブログお引越し中)
(コレは、“ 2015.01.13 Tuesday ” に書いた物(もん)でオジャリます DEATH ハィ:コマル)
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
痛身憲一(いたみ・けんいち)・・・当ブログ『相方』シリーズの超主役 警視庁捜査一課熱血鬼刑事 愛称/イタミン
米沢牛守(よねざわぎゅう・まもる)・・・警視庁鑑識課の超敏腕巡査部長
杉下卑怯(すぎした・ひきょう)・・・警視庁特命係警部
岸屁一徳(きしへ・いっとく)・・・官房長官
他
「でね~」
コマルが話し始めた。
「官房長の岸屁一徳(きしへ・いっとく)さんに頼んじゃってさ。 ここの鑑識に配属してもらったんだ」
「・・・」
「どったの痛身さん? 顔色悪(わり)ぃじゃん」
「・・・」
まさかのコマルのカミングアウトに、驚きの余り言葉を失ってしまった痛身であった。
その時・・・
痛身はこう思っていたのだった。
『コ、コイツが・・・。 こ、こんなヤツがキャリアだなんて・・・』
それとこうも、
『す、杉下卑怯だけでも大変なのに、こ、こんなヤツまで来た日にゃ・・・』
って。。。
そして・・・
気を取り直して痛身が聞いた。
「オ、オマエがホントにキャリアなら・・・。 な、何で鑑識係なんだ? 何でそんなぺーぺーなんだ? アァ~ン?」
「あぁ。 それね。 いゃ~。 これまた、痛いトコ突かれちったね~。 いゃ~。 痛いトコを。 エヘヘヘヘ」
「・・・」
「実はね、痛身さん」
「何だ!?」
「オイラさ。 チョッとさ。 今まで悪さが過ぎてさ。 世の中お騒がせしちゃったじゃん。 だーかーらー。 そんでぺーぺーから」
「・・・」
「つー、まー、りー、出直しって訳。 分かった?」
「あぁ、分かった」
「でもさ。 ほとぼり冷めたら偉い人」
「ウッ!?」
「ま。 3年も辛抱すりゃぁ、警部かな」
「え!?」
「そしたら、捜一(そういち)行って上げっからね。 勿論、上司として。 カカカカカ」
「クッ!?」
ここで米沢牛の声がした。
「オーィ!! 有栖川呑屋ク~ン。 いつまでそこで油売ってるのかね~。 こっち来てチョッと手伝って~」
「ハ~ィ!!」
米沢牛に返事こいてからコマルが痛身に言った。
「んじゃ、オイラ仕事あっから。 又、ね。 痛身さん」
そう言い残して仕事に戻るコマルの背中をジッと見つめ、呆然としてその場に立ち尽くしている痛身であった。
(ピュ~~~)
(ゴーーーーーン!!)
(カァカァカァ)
「ウ~ム」
つづく
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