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アリスのお家 『怨霊バスター・破瑠魔外道』 #23 『遅い夕食』の巻
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アリスのお家

創作お話作ってます。。。

『怨霊バスター・破瑠魔外道』 #23 『遅い夕食』の巻

#23 『遅い夕食』の巻




「破瑠魔殿。 これからワシ達は、どうすればいいのでしょうか?」

長い沈黙を破って再び同じ質問を秀吉がした。
今、高級レストランを思わせるだだっ広いリビング・ダイニングに、
外道、秀吉、大河内の3人がいる。
中央には、
まるで中世ヨーロッパの貴族が使う様な白いリンネルのテーブルクロスで覆われた、超豪華な長~いテーブルがある。
当然、テーブルの上には超高価な純銀製と思われるアンティーク調のスリーアーム・キャンデラブラ(3本枝の燭台)が乗っている。
各アームには、普通のキャンドルの代わりに上品な香りのアロマ・キャンドルが焚かれていた。
そこに主人と主賓(しゅひん)が座るように秀吉と外道が対峙(たいじ)して座っている。
大河内が世話係だ。
テーブルには、後から後から豪華な食事が運ばれて来る。
調理場で作らせているのだろうか?
フレンチのコース料理だ。
ただし、状況が状況なだけにアルコール類は無い。

料理は、あのブラックラグーンのロベルタを思わせるナナの世話係とは別の制服姿の女が入り口まで運び、それを大河内が受け取り、外道と秀吉の元へと運んだ。
食器は全て、これまた超高価なマイセンのブルーオニオン。
ナイフ、フォーク、スプーンは皆、刻印入りクリストフルのスターリングシルバー925。
そして仕上げのコーヒーは、トアルコトラジャ。
それが、やはりマイセンのコーヒーカップに注がれた。
当然スプーンもスターリングシルバー925のティースプーンだ。
全てがセレブ御用達(ごようたし)だ。

二人はその料理を無言のまま食べ続け、丁度今食べ終わったところだった。

『しっかし、いっくら極上の食いモンでもこんなに食器に傷つけない様気にしながら食ったんじゃ、旨くもなんともねーよな』

本音ではそう思いながら外道が言った。

「ご馳走さまでした」

「お粗末さまでした。 お口に合いましたかな?」

テーブルナプキンで口を拭(ふ)きながら、満足そうに秀吉が聞いた。

「そりゃもう」

一応社交辞令でそう答える外道ではあった。

が、

『合うわきゃねーよ』

そう思っていたのは言うまでも無い。


そして・・・


先程のこの問い掛けがあったのだ。

「破瑠魔殿。 これからワシ達は、どうすればいいのでしょうか?」

という。

「ここで時間が来るのを待ちましょう。 丑三つ時を」

と、外道がそれに答えた。

「丑三つ時を? で? ワシ達は何を・・・?」

「先ずナナさんには見張りを」

「先程の3人では駄目でしょうか? 他に誰かを?」

「否。 彼女達で充分です。 しかし、彼女達は一体いつ休んでおられるのですか?」

「あぁ、それなら昼間ローテーションで一人ずつ。 その間必要があれば、ワシか大河内か手の空いてる方(ほう)が代わって付き添っております」

「なる程なる程。 (部屋の隅のしかし目立つ所にある立派な柱時計を見て) まもなく10時ですな。 シッカリ腹ごしらえも出来た事だし、チョッと遅かったですが」

「も、申し訳ございません」

「あ!? イャイャ。 そういう意味ではありません。 誤解なさらずに。 何せ事情が事情ですからな。 ア、ハハハハハ・・・」

「そう言って頂けますと。 はい」 (汗)

「ところで、空いてる部屋はありますか?」

「ございますが。 何か?」

「えぇ。 丑三つ時にはまだ時間があるのでチョッと一眠り。 休める部屋をお借りしたいのですが」

「あぁ、そういう事でしたか。 ならばナナの隣の客間をお使い下さい」

そして大河内に合図した。

「オィ!! 破瑠魔殿を薔薇(ばら)の間へ」

「畏まりました」

大河内が一礼した。

このフロアーの客間は夫々(それぞれ) “薔薇の間”、 “百合(ゆり)の間” という名前で呼ばれていた。
薔薇に百合?
フムフム。
なる程なる程。
その名に相応しい部屋だった。
勿論、豪華という意味でだ。
なにせ日本の超一級ホテルの最高級スィートルームもマッツァオのグレードだからだ。

大河内が外道に言った。

「破瑠魔様、どうぞこちらへ」

「かたじけない。 (秀吉に) では、後ほど」

「はい。 ごゆっくりお休み下さい」

秀吉の視線を背後に感じながら、大河内の案内で “薔薇の間” へと向かう・・・






外道であった。











つづく





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