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アリスのお家 『怨霊バスター・破瑠魔外道』 #18 『妖気』の巻
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アリスのお家

創作お話作ってます。。。

『怨霊バスター・破瑠魔外道』 #18 『妖気』の巻

#18 『妖気』の巻




『妖気だ!?』

先程から、外道は怪しい霊気が立ち込めているのを感じ取っていた。
庭の他の場所とは全く異質の。
それは井戸に近付くにつれ強くなった。
照明で昼間の様に明るいには明るいが、 “気” が暗い。
確かに、明るい筈なのに。
暗くてズ~ンと気が重い。

コレ即ち、 “妖気” なり。


「これが例の井戸でございます」

大河内が言った。

『やはり、ここからだ!!』

外道は思った。

井戸は鉄格子で囲われていた。
その鉄格子の高さは3m位は有りそうだった。
傍に見張り役と思われる屈強そうな大男が二人立っている。
着ている物が黒っぽい。
二人は秀吉に一礼した。
いかにも体育会系でございますと言わんばかりの仕方で。
なんとなく “ゴルゴサーティーンのワンシーン” にでも出てきそうな感じで。

井戸の周りを回りながら外道が聞いた。

「又、随分と頑丈そうな鉄格子ですな」

「はい。 ナナが近付けないようにと急遽、拵(こしら)えました。 井戸の埋め立ても考えたのですが。 それは少し怖かったものですから、代わりにコレを」

「二重、三重のガードという訳ですな。 感心感心」

「はい。 何せナナはワシの大切な大切な一人娘ですので」

「まぁ、アレだけ美しいと。 お気持ちは良~く分かります。 ・・・。 あぁ、ところで奥様は?」

「亡くなりました。 去年」

「そうですか。 それはどうも、失礼な事をお聞きしました。 ・・・。 きっとお綺麗だったんでしょうなぁ」

「はい。 それはもう。 あ!? いや!? 大した事はございませんでした。 身内を褒めてはいけませんな。 アハ、アハ、アハハハハ」

「いやいや。 分かります分かります。 お嬢さんを見れば」

「ナナは、母親に生き写しでございます」

「そうでしょうそうでしょう」

「エッ?」

「あ!? いや!? 別に大意はございません、別に大意は・・・。 いや~、アレだけ美しいお嬢さんですから、さぞや奥様も。 そう思っただけです。 ただそれだけです。 アハ、アハ、アハハハハ」

「そうですか。 それはどうも、恐縮です」

『ふぅ~、危ない危ない。 危うく本音を漏らすところだったゼ。 フゥ~、危ない危ない』

外道は不自然な動きにならないよう注意して、さり気なく秀吉の顔を見た。
秀吉は俯(うつむ)いて考え込んでいる。
思い出にでも浸(ひた)っているのだろうか?
ナナの母親の思い出にでも。
そのナナに全く似ていない秀吉の顔を見て、外道は思った。

『だろうな。 このチンチクリンのおっさんにアレはないわな、アレは・・・』






って。。。











つづく





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