p.s. I love you #537 『結婚記念日のプレゼント』
2022-12-28
#537 『結婚記念日のプレゼント』
今日は・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・君と僕の結婚記念日。
前回の記念日の後に、
「次の結婚記念日のプレゼント・・・。 何が良(い)い?」
って聞いたら、
「プロポーズを・・・。 もぅ一回」
って答えた君。
そんな君に今はもぅ、プロポーズは出来ない、無理。
ウン。
ま~~~ったく無理。
でも、コレだヶは言えるょ……大声で。
そぅ。
コレだヶは・・・。
大声で・・・。
「僕は今でも君が好きだ! 大好きだ!!」
って・・・。
写真に向かって・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・仏壇の、、、
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p.s. I love you #536 『イブの日の告白』
2022-12-25
#536 『イブの日の告白』
「やっぱオレ、オマエの事、好きだ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大好きだ!!」
「・・・」
「・・・」
「クスッ。 やっと心の封印解いたね、健ちゃん」
「え!?」
「ズ~ッと分かってたょ、健ちゃん、アタシの事好きだって」
「・・・」
「頑張ったね、恥ずかしがり屋の照れ屋さん」
「・・・」
「コレはご褒美だょ」
チュッ。(頬にキッス)
「ォ、オィ!? ぃ、いきなり・・・」
「あ!? 顔真っ赤!? リンゴさんだね。 クスッ」
「ォ、オマ・・・」
「メリークリスマス・トゥ・ユー、健ちゃん」
「え!?」
「今日はイブだょ」
「お!? そ、そぅか? そぅだったょな、すっかり忘れてた」
「告白の決心するのに全力だったから?」
「え!? ェ、エェ・・・。 まぁ・・・。 って・・・。 ぃ、意地悪(わり)いなぁ、オマエ」
「そんな事ないょ」
「うんにゃ、ある!!」
「ない!!」
「ある!!」
「ない!!」
「ある!!」
「そっか。 良し! 分かった!! なら、その意地悪な女が命令する!!」
「お!? な、何だょ? 急に?」
「オィ! 健一!!」
「な、何だょ?」
「今日はイブだ!!」
「え!?」
「だからイブだ!!」
「ォ、オゥ!? わ、分かってるょ、イブぐらい」
「うんにゃ、分かってない!!」
「『うんにゃ、分かってない!!』って・・・。 分かってるょ、イブぐらい」
「ホントに分かってるのか?」
「ぁ、あぁ、ホ、ホントだ。 ホントに分かってる」
「だったらナゼ、彼女をKFCのチキンに連れて行(ゆ)こうとしない?」
「え!? か、彼女?」
「あぁ。 目の前に素敵な彼女がいるんじゃないのか?」
「え!? ・・・。 ぃぃぃ、いる!! いるいるいるいるいるー!! 麻美はオレの彼女だ!!」
「ウム。 良し!! そして今日は12月24日(にじゅうよんち)、つまりイブだ。 しかも目の前に彼女。 だったら?」
「KFCのチキン」
「ウム。 なら彼女をそこに連れて行(ゆ)け」
「ォ、オゥ!? 連れて・・・。 あ!?」
「ん?」
「予約!? 予約がいるんじゃないのか、KFCのチキン買うのって? オレ、予約してねぇょ」
「ダイジョブだ。 アタシがしといた」
「え!?」
「アタシが予約しといたから、心配はいらん」
「・・・」
「彼氏は黙って彼女を連れて行(ゆ)けば良(い)いんだ」
「ォ、オゥ!? 麻美が予約ね・・・」
「ウム。 理由はどうあれ、連れて行(い)けば良(い)い」
「ォ、オゥ!? な、なら、彼女を連れてしゅっぱ、あ!?」
「ん?」
「オレ、傘持って来てねぇ⁉ まさか、こんな大雪ンなるとは思わんかったんだ」
「それはダイジョブだ。 アタシのがある」
「・・・」
「彼女と彼氏は相合傘が基本だろ!! 違うか、愚か者め!!」
「ォ、オゥ!? だ、だな」
「ウム」
そして・・・
晴れて恋人同士の二人は相合傘。
でも、男はほとんど入らず女だけ。
まぁ、それが普通だけどね。
『ギリギリ間に合ったね、健ちゃん。 アタシ、予感がしてたんだ、健ちゃんの告白。 だからKFCのチキン、予約しといたんだ。 フゥ~。 危ういところでギリギリセーフ。 チキン無駄ンなんないで良かったぁ』
「あのさぁ、健ちゃん」
「ん?」
「今日、イブじゃん」
「オゥ。 だな」
「だからね。 アタシね。 も一回言うね、この言葉」
「ん? この言葉?」
「ウン。 この言葉。 さっき言ったヤツ」
「・・・」
「健ちゃん・・・」
「・・・」
「メリークリスマス・トゥ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マイ・スペシャル・パーソン、、、
p.s. I love you #535 『我が家のニャンコ・・・』
2022-12-23
#535 『我が家のニャンコ・・・』
我が家のニャンコ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・超器量良し。
その上、性格も超おとなしい。
すこ~~~し臆病な位。
でも、ホントは臆病どころかチョビ~~~ッチ気が強い。
ヶど、おとなしい。
頭がスッゲー良(い)いから分かってるんだろうね、人間様の扱い方。
おとなしくしてれば可愛がられるって。
そんな我が家の可愛いニャンコ。
その名は……ポチ。
でも、メス。
ヶど、ポチ。
そんな我が家の可愛いニャンコの……ポチ。
いつの間にかチャリネコ。
そぅ。
マイチャリの買い物かごに両手を掛けて、チョコンと座って、全く怖がらずに僕と一緒に、
♪
サイクリング サイクリング ヤッホー ヤッホー
♪
歌わないヶど、心ン中で仲良くデュエット。
そして・・・
いつもの公園。
チャリを止めてポチに一言。
「ポチ。 そこにいるんだぞ」
それからダッシュでチョッとトイレ。
『フ~。 スッキリした』
って、戻って来たら、ポチの頭を優しく撫でてる女の娘(こ)。
近くによったら気配を感じて……クルッ。
「え!?」
「え!?」
二人同時に驚いた。
ナ、ナントその娘(こ)は、同(おんな)じクラスの……麻美ちゃん。
超美人。
実は、入学式から高3の今まで、怖くて打ち明けらんなかった僕の秘かな憧れのあの娘(こ)。
そんな麻美ちゃんが、ポチの頭をなでなでしながら・・・。
「このネコ、もしかして・・・」
「ウン。 うちのネコだょ。 ポチって言うんだ、メスだヶど」
「え!? ポチ!?」
「ウン」
「ヤダー!? ポチだなんて可哀そう!! メスなのに!?」
「ウン」
「何で!? 何で、ポチ?」
「ウ~ン。 何となく・・・。 でも、ポチ」
「クスッ」
チョッと笑って、振り返ってポチを見て、ポチの鼻先まで顔を近づけた麻美ちゃん。
「オィ! ポチ!? ・・・。 可哀そうになぁ、ポチだなんて・・・。 こんなに可愛いのに・・・」
そして再び振り返って、僕に一言。
「ねぇ、明日会えない? 日曜日だヶど」
『え!? チョ、チョッと強引!? ヶど、ウレピイ!?』
「ウン。 良いょ」
「じゃ、12時にココ。 良(い)い? アタシ、今からママとお買い物行かなきゃなんないんだ。 ママ、待ってるから」
『ス、スッゲー強引!? ヶど、ウレピイ!?』
「12時だね? ウン。 良(い)いょ」
「じゃぁ、明日。 アタシ、おべんと作って来るからポチと3人でおべんと食べながらお喋りしよ。 ね」
「ゥ、ウン」
「じゃね」
「ゥ、ウン。 じゃね」
タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、・・・。
走って帰る麻美ちゃんの後ろ姿を見送ってから、ニンマリしながらポチを見る。
ポチはポチで訳知り顔で僕を見てる。
お互いチョッと見つめ合ってから、ポチを抱き上げ、
「ヤッター!! でかした、ポチ~~~!!」
そしてポチをギュッっと抱きしめ、
「良(い)いぞー!! ポチ~~~!! 何てヤツだ、何てヤツだ、何てヤツだ~~~!! オマエってヤツは、何てヤツだ~~~!!」
「・・・」
「ポチ~~~!! やったぞ、ポチ~~~!! 良(い)いぞー!! ポチ~~~!! 良(い)いぞー!! ポチ! ナイスアシスト!!」
するとポチが本日初めて・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ニャァ、、、
p.s. I love you #534 『家出した・・・』
2022-12-18
#534 『家出した・・・』
家出した・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それまで可愛がっていた猫。
必死の形相でその猫を探し回り、力なくやつれた表情で夜遅く、漸(ようや)く帰って来た……君。
そんな君を優しく出迎える……僕。
「ただ今~」
「お帰り~」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「猫、居た?」
「・・・。 ウゥン」
「・・・。 そっかぁ」
「・・・」
「お風呂沸いてるょ。 入ったら?」
「ウン」
肩を落とし、目に涙を浮かべながら風呂に入る……君。
そんな君に大声で呼びかける……僕。
「あ!? 次、僕も入るからお湯、抜かないでね」
・・・
そぅなんだ。
お湯は抜かないでいて欲しいんだ。
何でかって言うとね。
それはね。
と~~~っても汗かいちゃったからなんだ、この寒さの中でも。
君が帰って来るチョッと前まで全力で走り回ってたから・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・君を探して、、、
p.s. I love you #533 『ワタシがイチバ~~~ン・・・』
2022-12-12
#533 『ワタシがイチバ~~~ン・・・』
ヤダー!?
ワタシったらぁ!?
アー、ナー、ター、
の!?
そのカッコ良さ、笑顔、声、話し方、立ち居振る舞い、そして……超ハンサムな、おー、かー、お。
全部、全部、ぜ~~~んぶ・・・。
す!!
き!!
ヶどね。
ヶどさ。
ヶど・・・。
ワタシがイチバ~~~ン好きなのは・・・。
ジッと黙ってワタシを見つめるアナタの……その・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・瞳、、、
p.s. I love you #532 『ホントはな・・・』
2022-12-10
#532 『ホントはな・・・』
「オレ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オマエの事、『好きだ』って言ったな」
「ウン」
「アレはウソだ!!」
「え!?」
「ホントはな・・・」
「・・・」
「ホントは・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大好きだ!!」
p.s. I love you #531 『ファーストキッスは・・・』
2022-12-07
#531 『ファーストキッスは・・・』
ファーストキッスは・・・
ほとんど誰も使わない……マンションの階段。
だって、
身長172㎝と160㎝のカップルだからね。
階段使わなきゃ、キッスはし辛(づ)い。
ウン。
そぅ。
階段使わなきゃ、キッスはし辛(づ)い。
ウンウン。
だから一段上ったの・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・彼、、、
p.s. I love you #530 『手渡されたラブレター』
2022-12-05
#530 『手渡されたラブレター』
放課後・・・
高校の体育館の裏で、人知れず憧れてたあの人から手渡された……ラブレター。
読み終えた時には、ワタシの涙でグッショリ。
だって、そのラブレター・・・。
あの人の・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・親友からだったから、、、
p.s. I love you #529 『初めて買った携帯』
2022-12-05
#529 『初めて買った携帯』
ヤッター!!
ついに買っちゃったぞー!!
初めての携帯。
記念すべき最初にかける相手は・・・。
勿論、あの娘(こ)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・憧(あこが)れの、、、