ps. I love you #485 『時間よ 止まれ』
2021-06-30
#485 『時間よ 止まれ』
♪
・・・
幻で かまわーない~ぃ
時間よぉ 止まれ~
生命のぉ めまーい~ぃの中で
・・・
♪
矢沢永吉『時間よ 止まれ』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・か、、、
良く、
『全ては時間の問題』
とか、
『時間が全てを解決する』
なんて言うょね。
でもさぁ。
その『時間』が止まる事だってあるんだょね。
つーまーり~~~。
『問題』の中には『解決しない事』だってあるつー事。
だってアレから3年。
ジェンジェン解決しないんだぜ、アイツへのこのあっつい想い。
そぅ。
あれから3年。
アイツが事故で死んでから3年。
この想いだヶは・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アイツへの、、、
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ps. I love you #484 『あまりの嬉しさに・・・』
2021-06-28
#484 『あまりの嬉しさに・・・』
あまりの嬉しさに、ついやっちゃった!?
そ、れ、は、・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・献血。
アイツに告って、OKをもらった午後。
ps. I love you #483 『風』
2021-06-27
#483 『風』
辺りを見回し、誰もいないのを確認して一言。
アナタが・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・好き。
でも、言葉は空しく風に。
だったら・・・。
だったら入り込んで、ホントの風のように。
あの人の・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・心の中に、、、
ps. I love you #482 『眠れない夜』
2021-06-25
#482 『眠れない夜』
眠れない夜・・・
バッグからコンパクトミラーを取り出し、のぞきながらそっと呟く。
作り笑顔って・・・。
笑顔じゃいないょね。
引きつってるだヶだょね、顔が。
あの時もきっと・・・。
きっとこんな顔してたんだろうなぁ、アタシ。
あの人にオメデトウを言った時・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・結婚式場で、、、
ps. I love you #481 『素朴な疑問』
2021-06-23
#481 『素朴な疑問』
素朴な疑問・・・
不意に、麻美が恋人の健一に聞いた。
「ねぇ!?」
「ん?」
「アタシたちって、何で生まれて来たのかなぁ?」
「どした、急に?」
「ウン。 チョッとね。 チョッと頭を過(よぎ)ったから」
「ウ~ン。 そぅだなぁ・・・。 ま、死ぬためなんじゃねぇの。 ナンチって。 だろ? な!? かかかかか」
「フッ。 無難な答えだね。 ヶど、違うょ」
「ん? つーと? 答えは?」
「ウン。 それはね。 答えはね・・・」
「・・・」
「アタシたちが出会うため」
「お!? ナイス」
「ね」
「オゥ」
ps. I love you #480 『最終学歴』
2021-06-22
#480 『最終学歴』
最終学歴……高卒。
の!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・彼。
いつも家に居場所がないってぼやく。
お父さん……上級公務員。
お母さん……ガッコの先生(それも大学の)
お兄さん……弁護士。
お姉さん……お医者さん。
弟……国立大学(旧帝大)医学部の学生。
そ、れ、に・・・
親戚……超エリートばっか。
こんなじゃ無理ないかぁ・・・。
でもね。
でもさ。
でも、あるんだょ……ア、ナ、タ、の、い、ば、しょ。
そぅ。
間違いなくあるんだょ……ア、ナ、タ、の、い、ば、しょ。
それはね。
それはさ。
そーれーは~~~
ワ、タ、シ、の・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・心の中、、、
ps. I love you #479 『口喧嘩(くちげんか)』
2021-06-21
#479 『口喧嘩(くちげんか)』
今日・・・
彼と口喧嘩(くちげんか)。
他愛もない事で。
でも、結構派手に。
で!?
夜……チョ~~~ッピリ反省。
だって気付いちゃったんだ……アタシ。
彼がいないとね。
彼がいないとさ。
ウ~ン。
彼がいないと、口喧嘩(くちげんか)すら出来ない・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って、、、
だから明日、彼に・・・
ps. I love you #478 『笑顔がと~~~っても・・・』
2021-06-20
#478 『笑顔がと~~~っても・・・』
笑顔がと~~~っても可愛い……アナタ。
女の子なら絶対、可愛いと認めざるを得ないその笑顔。
一体今まで、何人の女の娘(こ)がその笑顔に癒されて来たのかな?
ヶどね。
ヶどさ。
ヶど今はその笑顔、アタシの独り占め。
そんな事を思いながら見つめるアナタの顔。
フ~ン。
アナタって可愛(かわ)いんだ。
笑顔だけじゃなくって・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネ、ガ、オ、も、、、
ps. I love you #477 『見知らぬ街に・・・』
2021-06-18
#477 『見知らぬ街に・・・』
見知らぬ街に・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一人旅。
涙で潤(うる)む……遠くの景色。
そして想う……あの人の事。
一緒に来たかったなぁ、あの人とここに。
でも・・・。
でも、あの人は今、ハワイ。
そぅ、ハワイ。
あの娘(こ)と・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・新婚旅行で、、、
ps. I love you #476 『1時間が・・・』
2021-06-16
#476 『1時間が・・・』
ある夕日の奇麗な夕方・・・
「麻美といるとオレ・・・」
不意に健一が恋人の麻美に言った。
「1時間が60分に感じられるんだ」
「え!? ソレって・・・?」
「だーから~。 麻美といるとオレ、1時間が60分に感じられるんだょ」
「何、ソレ? 意味分かんない。 1時間って60分じゃん」
「ん? 分かんね?」
「ウン。 分かんない」
「なら、こぅ言い換えよう。 麻美といるとオレ・・・。 1時間が3600秒に感じられるんだ」
「え!? 何、ソレ? もっと分かんない」
「ホントに分かんね?」
「ウン。 ホントに分かんない。 どぅいぅ事?」
「つまりだなぁ。 1よっか60や3600の方が多いじゃん」
「・・・」
「だから~。 同(おんな)じ長さなんだヶど、同(おな)じじゃない。 つーこった」
「フム。 なるほど。 そぅいぅ事か?」
「あぁ」
「全く分からん」
「え!?」
「全く分からん」
「だからだなぁ。 オマエといるとオレは同じ時間でも何となく長く感じるって事なんだょ!! 分かったか!?」
「・・・」
「・・・」
ここで麻美が顔を上げ、ジッと夕日を見つめながら嘯(うそぶ)いた。
「♪ 夕焼け空(ぞら)が 真っ赤っ赤(まっかっか) 鳶(とんび)がクルリと輪を描いた ホ~ィのホィ ♪」
「・・・」
ps. I love you #475 『あの人からの・・・』
2021-06-15
#475 『あの人からの・・・』
直ぐに来るのが・・・
当たり前だと思っていた……あの人からの返信メール。
それがなかなか来ない。
特に変わった様子もないのに・・・。
そして知る。
あの人の・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・心変わり、、、
ps. I love you #474 『手書きのラブレター』
2021-06-13
#474 『手書きのラブレター』
珍しく・・・
メールじゃなくって……ラブレター。
それも手書きの・・・。
決して上手な字じゃないヶど、一文字一文字心がこもってる。
それがスッゴク良く分かる、あの人からの一文字一文字心がこもった……ラブレター。
だからワタシも手書きで返信。
そして初めて気づく・・・
フ~ン。
手書きってこんなに手間がかかるだ。
気に入ったレターペーパーと封筒……選んで買う手間。
考えた文面を……下書きする手間。
あの人の……住所を確認する手間。
それからレターペーパーと封筒に一文字一文字……書き込んでゆく手間。
それに……切手買って貼る手間。
最後に……ポストに投函する手間。
メールなら・カ・ン・タ・ン・なのにね。
あ!?
でも・・・
チッともやじゃなかった。
そ、れ、は、……あの人への返信だから。
それにと~~~っても新鮮だったし。
愛ってさぁ。
こ~~~んな面倒な事も、その証(あかし)になっちゃうんだね。
だから・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・きっとあの人も、、、
ps. I love you #473 『家に帰ろう ~マイ・スイート・ホーム~』
2021-06-10
#473 『家に帰ろう ~マイ・スイート・ホーム~』
♪
恋するには遅すぎると 言われる私でも
遠いあの日に 迷い込みたい気分になるのよ
・・・
見る夢が違う 着る服が違う
・・・
好きな歌違う 選ぶ絵も違う
・・・
いとしい My sweet sweet home
♪
「竹内まりや 『家に帰ろう ~マイ・スイート・ホーム~』……か・・・。 アタシ、この歌、一番好きなんだ」
一曲歌い切ってから麻美が恋人の健一にそう言った。
「だってさ。 アタシと健ちゃん、まんまコレじゃん。 ね」
「かなぁ?」
「そぅだょ」
「でも、皆(みんな)そぅなじゃねぇの、普通」
「そんな事ないょ。 アタシの知ってるカップル、皆(みんな)趣味、一緒だょ。 同(おんな)じ将来の夢語り合って、ペアの服着て、好きな歌デュエットして・・・。 それに絵の趣味まで一緒って娘(こ)だっているょ。 違うのアタシ達だヶ。 それも全然違うの」
「言われてみりゃ、そぅかもな。 性別も全然違うし」
「ン!? 茶化さないで!! それは今は関係ないの」
「まぁな。 でも、さっきの歌。 まんまオレ達つー訳じゃねぇぜ」
「え!?」
「スッゲー違いがあるじゃんょ」
「ん? どこが?」
「分かんね?」
「ウン。 分かんない」
「じゃ、言ってやろ。 まだねぇじゃん」
「何が?」
ここで健一が麻美の目をジッと覗き込んだ。
「・・・」
「・・・」
暫しの沈黙。
そして健一が一言。
「アワ・スイート・ホームが・・・」
「あ!?」
ps. I love you #472 『僕が幸せだって思う時』
2021-06-09
#472 『僕が幸せだって思う時』
「ハィ!! ここで問題です」
突然、健一が麻美に言った。
「僕が幸せだって思う時。 それはどんな時でしょうか?」
「え!? どしたの、いきなり?」
「ウン。 チョッとね。 チョッと閃いちゃったから」
「『チョッと閃いちゃったから』って・・・」
「まぁ、いいじゃないか。 で? 答えは?」
「『で? 答えは?』って・・・。 いきなりだから分かんない」
「なら、考慮タイム、1分」
「え!? ウ~ン」
「・・・」
「・・・」
「チッ、チッ、チッ、チ~~~ン。 ハィ、1分経過。 答えは?」
「ウ~ン。 ・・・。 分かんない!! 降参」
「何でも良いから、言ってみ」
「ウ~ン。 ・・・。 やっぱ分かんない」
「じゃ、仕方ない。 答えを言ぉぅ」
「ウン。 言って」
「あぁ。 その答えは・・・」
「その答えは?」
「麻美チャンが幸せだって思った時」
「・・・」
「で。 その幸せは僕が・・・」
「・・・」
「な?」
「ウン。 そっかぁ」
「あぁ。 そぅさ」
「だったら健ちゃんが幸せだって思う時って・・・」
「ん?」
「ウン。 だったら健ちゃんが幸せだって思う時って・・・」
「・・・」
「今だね」
「お!?」
ps. I love you #471 『好きだょ』
2021-06-07
#471 『好きだょ』
『好きだょ』
何度言っただろうか、この言葉?
心の中で・・・。
否、
夢の中でも・・・。
ヶど、
ヶど、アイツに面と向かって言ったのは・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・た~~~ったの一回。
だってそぅだろ。
そんなに何回も言ったらさ。
アイツ……アイツ、聞き飽きちゃうじゃん、この言葉。
そしたらもぅ・・・。
オレの想いを……オレのこの思いを……オレの熱いこの想いを……告げる言葉が・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無いじゃん、、、
ps. I love you #470 『チャンと分かってる』
2021-06-06
#470 『チャンと分かってる』
チャ~~~ンと分かってるんだヶど。
今が・・一番・・辛いんだ。
チャ~~~ンと分かってるんだヶど。
でも・・・。
やっぱ今が・・一番・・辛いんだょね。
ウン。
分かってるんだヶどさ。
チャンと分かってるんだヶどさ。
チ~~~ャンと分かってるんだヶどさ。
明日・・また・・会えるって事。
だから・・今は・・チョッピリ辛い位のはずなんだヶど・・・。
でもね。
やっぱさ。
やっぱ今がね。
やっぱ今が一番ね。
やっぱ今が一番辛いんだ。
君とサヨナラしなきゃなんない・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今が、、、
ps. I love you #469 『生きてて一番・・・』
2021-06-01
#469 『生きてて一番・・・』
生きてて一番嬉ピィ瞬間。
そ、れ、は・・・。
君と・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・会った時。
生きてて一番悲ピィ瞬間。
そ、れ、は・・・。
君と・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サヨナラする時。
だ、か、ら・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・結婚しよう、、、