進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #532 『スケッチ ②』
2017-07-31
#532 『スケッチ ②』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
ある日・・・
コマルが公園でスケッチをしていた。
たまたまその傍を通り掛ったポチが声を掛けた。
「オゥ! コマル!? コマルじゃねぇか!?」
コマルが振り返った。
ポチと目が合った。
「オゥ! ポチ!?」
ポチがコマルの手にしているスケッチブックを指差した。
「何描いてんだ?」
「あぁ、これか?」
「おぅ」
「イヌが骨食って所(とこ)だ」
しかし、コマルのスケッチのどこにも骨は描かれていなかった。
それをポチが指摘した。
「でも、骨なんかねぇじゃねぇか。 どこにあんだ?」
「否、それなんだがな」
「おぅ」
「たった今、イヌのヤツが全部食っちまったんだ」
「な~にー!? イヌのヤツが全部食っちまっただ~!? たった今、イヌのヤツが全部食っちまっただと~!?」
「あぁ、そうだ。 イヌのヤツがきれ~に、ぜ~んぶ食っちまったんだ。 たった今な」
「フ~ン。 イヌのヤツがな~。 たった今な~」
「あぁ。 そうなんだ」
「フ~ン。 でもよ~」
「ん!? 何だ?」
「あぁ。 そのイヌのヤツとやらもよ~、どこにもいねぇじゃねぇか。 どこにいんだ?」
そのスケッチにはイヌも描かれてはいなかった。
そしてポチのこの疑問を聞き、
「フフフフフ」
コマルが不敵に笑った。
「な、何だその笑い!? 何だ何だ何だ!? き、気持ち悪(わり)ぃな~」
「否、な。 あんまりオマエが分かり切った事聞くからな。 つい」
「分かり切った事?」
「あぁ、そうだ」
「なら、その分かり切った事ってなんだ?」
「決まってんだろ」
「・・・」
ここでポチが黙った。
それを見てコマルが逆に聞いた。
「分かんねぇのか?」
「あぁ。 分かんね」
「あのな~。 オマエな~」
「お、おぅ」
「イヌが骨食い終わった後、いつまでもそこにジッとしてると思ってんのか?」
「お!? なるほどなるほど。 そう来たかぁ」
「あぁ、そうだ! そう行った!!」
「フ~ン。 オメェにしちゃ上出来だ」
「だろ」
「でもな。 さっき俺様、黙ったのにはな」
「ん!? さっきオマエが黙ったのには?」
「おぅ」
「何だ? 訳でもあったんか?」
「あぁ、大ありだー!!」
「大あり?」
「おぅ」
「どんな?」
「あぁ。 俺様てっきりそのイヌな」
「うん」
「韓国人に食われちまったって、言って来んじゃねぇかと思ったからだ」
「お!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
・
・
・
#532 『スケッチ ②』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
ある日・・・
コマルが公園でスケッチをしていた。
たまたまその傍を通り掛ったポチが声を掛けた。
「オゥ! コマル!? コマルじゃねぇか!?」
コマルが振り返った。
ポチと目が合った。
「オゥ! ポチ!?」
ポチがコマルの手にしているスケッチブックを指差した。
「何描いてんだ?」
「あぁ、これか?」
「おぅ」
「イヌが骨食って所(とこ)だ」
しかし、コマルのスケッチのどこにも骨は描かれていなかった。
それをポチが指摘した。
「でも、骨なんかねぇじゃねぇか。 どこにあんだ?」
「否、それなんだがな」
「おぅ」
「たった今、イヌのヤツが全部食っちまったんだ」
「な~にー!? イヌのヤツが全部食っちまっただ~!? たった今、イヌのヤツが全部食っちまっただと~!?」
「あぁ、そうだ。 イヌのヤツがきれ~に、ぜ~んぶ食っちまったんだ。 たった今な」
「フ~ン。 イヌのヤツがな~。 たった今な~」
「あぁ。 そうなんだ」
「フ~ン。 でもよ~」
「ん!? 何だ?」
「あぁ。 そのイヌのヤツとやらもよ~、どこにもいねぇじゃねぇか。 どこにいんだ?」
そのスケッチにはイヌも描かれてはいなかった。
そしてポチのこの疑問を聞き、
「フフフフフ」
コマルが不敵に笑った。
「な、何だその笑い!? 何だ何だ何だ!? き、気持ち悪(わり)ぃな~」
「否、な。 あんまりオマエが分かり切った事聞くからな。 つい」
「分かり切った事?」
「あぁ、そうだ」
「なら、その分かり切った事ってなんだ?」
「決まってんだろ」
「・・・」
ここでポチが黙った。
それを見てコマルが逆に聞いた。
「分かんねぇのか?」
「あぁ。 分かんね」
「あのな~。 オマエな~」
「お、おぅ」
「イヌが骨食い終わった後、いつまでもそこにジッとしてると思ってんのか?」
「お!? なるほどなるほど。 そう来たかぁ」
「あぁ、そうだ! そう行った!!」
「フ~ン。 オメェにしちゃ上出来だ」
「だろ」
「でもな。 さっき俺様、黙ったのにはな」
「ん!? さっきオマエが黙ったのには?」
「おぅ」
「何だ? 訳でもあったんか?」
「あぁ、大ありだー!!」
「大あり?」
「おぅ」
「どんな?」
「あぁ。 俺様てっきりそのイヌな」
「うん」
「韓国人に食われちまったって、言って来んじゃねぇかと思ったからだ」
「お!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#532 『スケッチ ②』 お・す・ま・ひ
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進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #531 『スケッチ ①』
2017-07-31
#531 『スケッチ ①』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
ある日・・・
コマルが公園でスケッチをしていた。
たまたまその傍を通り掛ったポチが声を掛けた。
「オゥ! コマル!? コマルじゃねぇか!?」
コマルが振り返った。
ポチと目が合った。
「オゥ! ポチ!?」
ポチがコマルの手にしているスケッチブックを指差した。
「何描いてんだ?」
「あぁ、これか?」
「おぅ」
「イヌが骨食って所(とこ)だ」
しかし、コマルのスケッチのどこにも骨は描かれていなかった。
それをポチが指摘した。
「でも、骨なんかねぇじゃねぇか。 どこにあんだ?」
「否、それなんだがな」
「おぅ」
「たった今、イヌのヤツが全部食っちまったんだ」
「な~にー!? イヌのヤツが全部食っちまっただ~!? たった今、イヌのヤツが全部食っちまっただと~!?」
「あぁ、そうだ。 イヌのヤツがきれ~に、ぜ~んぶ食っちまったんだ。 たった今な」
「フ~ン。 イヌのヤツがな~。 たった今な~」
「あぁ。 そうなんだ」
「フ~ン。 でもよ~」
「ん!? 何だ?」
「あぁ。 そのイヌのヤツとやらもよ~、どこにもいねぇじゃねぇか。 どこにいんだ?」
そのスケッチにはイヌも描かれてはいなかった。
そしてポチのこの疑問を聞き、
「フフフフフ」
コマルが不敵に笑った。
「な、何だその笑い!? 何だ何だ何だ!? き、気持ち悪(わり)ぃな~」
「否、な。 あんまりオマエが分かり切った事聞くからな。 つい」
「分かり切った事?」
「あぁ、そうだ」
「なら、その分かり切った事ってなんだ?」
「決まってんだろ」
「・・・」
ここでポチが黙った。
それを見てコマルが逆に聞いた。
「分かんねぇのか?」
「あぁ。 分かんね」
「あのな~。 オマエな~」
「お、おぅ」
「イヌが骨食い終わった後、いつまでもそこにジッとしてると思ってんのか?」
「お!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
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ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#531 『スケッチ ①』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
ある日・・・
コマルが公園でスケッチをしていた。
たまたまその傍を通り掛ったポチが声を掛けた。
「オゥ! コマル!? コマルじゃねぇか!?」
コマルが振り返った。
ポチと目が合った。
「オゥ! ポチ!?」
ポチがコマルの手にしているスケッチブックを指差した。
「何描いてんだ?」
「あぁ、これか?」
「おぅ」
「イヌが骨食って所(とこ)だ」
しかし、コマルのスケッチのどこにも骨は描かれていなかった。
それをポチが指摘した。
「でも、骨なんかねぇじゃねぇか。 どこにあんだ?」
「否、それなんだがな」
「おぅ」
「たった今、イヌのヤツが全部食っちまったんだ」
「な~にー!? イヌのヤツが全部食っちまっただ~!? たった今、イヌのヤツが全部食っちまっただと~!?」
「あぁ、そうだ。 イヌのヤツがきれ~に、ぜ~んぶ食っちまったんだ。 たった今な」
「フ~ン。 イヌのヤツがな~。 たった今な~」
「あぁ。 そうなんだ」
「フ~ン。 でもよ~」
「ん!? 何だ?」
「あぁ。 そのイヌのヤツとやらもよ~、どこにもいねぇじゃねぇか。 どこにいんだ?」
そのスケッチにはイヌも描かれてはいなかった。
そしてポチのこの疑問を聞き、
「フフフフフ」
コマルが不敵に笑った。
「な、何だその笑い!? 何だ何だ何だ!? き、気持ち悪(わり)ぃな~」
「否、な。 あんまりオマエが分かり切った事聞くからな。 つい」
「分かり切った事?」
「あぁ、そうだ」
「なら、その分かり切った事ってなんだ?」
「決まってんだろ」
「・・・」
ここでポチが黙った。
それを見てコマルが逆に聞いた。
「分かんねぇのか?」
「あぁ。 分かんね」
「あのな~。 オマエな~」
「お、おぅ」
「イヌが骨食い終わった後、いつまでもそこにジッとしてると思ってんのか?」
「お!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
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#531 『スケッチ ①』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #530 『鏡の国のポチ』
2017-07-31
#530 『鏡の国のポチ』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
ある日・・・
「♪ フンフンフン・・・ ♪」
鼻歌気分でポチがお散歩をしていた。
ふと横を見ると、そこにショーウインドーがあった。
そのショーウインドーの中をポチが覗き込むと、ポチの丁度真ん前(ちょうど・まんまえ)に鏡が立ててあった。
覗き込むとその鏡の中には何者かが写っていた。
瞬間、
「ドキッ!!」
ポチは驚いた。
同時にこう思った。
『ん!? コ、コイツの顔・・・。 み、見覚えがある』
って。
そして、
「ウ~ム」
暫し考えた。
すると突然、
「ピッ、コーーーーーン!!!!!」
閃いた。
この事が、
『そうだ!? さっき床屋でヒゲ当たってもらってっ時、俺様が顔上げて前見るたんび、この俺様にガン飛ばして来やがったあの小生意気な野郎だ!?』
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#530 『鏡の国のポチ』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
ある日・・・
「♪ フンフンフン・・・ ♪」
鼻歌気分でポチがお散歩をしていた。
ふと横を見ると、そこにショーウインドーがあった。
そのショーウインドーの中をポチが覗き込むと、ポチの丁度真ん前(ちょうど・まんまえ)に鏡が立ててあった。
覗き込むとその鏡の中には何者かが写っていた。
瞬間、
「ドキッ!!」
ポチは驚いた。
同時にこう思った。
『ん!? コ、コイツの顔・・・。 み、見覚えがある』
って。
そして、
「ウ~ム」
暫し考えた。
すると突然、
「ピッ、コーーーーーン!!!!!」
閃いた。
この事が、
『そうだ!? さっき床屋でヒゲ当たってもらってっ時、俺様が顔上げて前見るたんび、この俺様にガン飛ばして来やがったあの小生意気な野郎だ!?』
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
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メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#530 『鏡の国のポチ』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #529 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ・ブラザーズ/そうなんっす』
2017-07-31
#529 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ・ブラザーズ/そうなんっす』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
芹沢刑事(せりざわ・けいじ)・・・痛身の後輩刑事でオマケ1号
二浦信輔(にうら・しんすけ)・・・痛身の同僚刑事でオマケ2号
ある日・・・
当ブログ『相方』シリーズのオマケ刑事コンビ、オマケ1号の芹沢刑事(せりざわ・けいじ)と2号の二浦信輔(にうら・しんすけ)がある件で話し合っていた。
二浦が芹沢に言った。
「なんでも、昨日の朝。 八甲田山山頂に向け出発したパーティから、いまだになんの連絡入っていないそうじゃないか」
「そうなんっす」
「八甲田山付近の天候は急変したらしいな」
「そうなんっす」
「ウム。 あんまり暢気(のんき)にはしてられんかもな」
「そうなんっす」
「オィ! オマエ!! さっきから同じ事しか言ってないじゃないか。 チャンと自分の考えを言え」
「否。 だから~。 さっきからチャンと言ってるじゃないっすかぁ」
「ん!? 何て?」
「遭難(そうなん)っすって」
「お!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#529 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ・ブラザーズ/そうなんっす』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
芹沢刑事(せりざわ・けいじ)・・・痛身の後輩刑事でオマケ1号
二浦信輔(にうら・しんすけ)・・・痛身の同僚刑事でオマケ2号
ある日・・・
当ブログ『相方』シリーズのオマケ刑事コンビ、オマケ1号の芹沢刑事(せりざわ・けいじ)と2号の二浦信輔(にうら・しんすけ)がある件で話し合っていた。
二浦が芹沢に言った。
「なんでも、昨日の朝。 八甲田山山頂に向け出発したパーティから、いまだになんの連絡入っていないそうじゃないか」
「そうなんっす」
「八甲田山付近の天候は急変したらしいな」
「そうなんっす」
「ウム。 あんまり暢気(のんき)にはしてられんかもな」
「そうなんっす」
「オィ! オマエ!! さっきから同じ事しか言ってないじゃないか。 チャンと自分の考えを言え」
「否。 だから~。 さっきからチャンと言ってるじゃないっすかぁ」
「ん!? 何て?」
「遭難(そうなん)っすって」
「お!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#529 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ・ブラザーズ/そうなんっす』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #528 『おとぎ話』
2017-07-31
#528 『おとぎ話』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
永雲助(えい・くもすけ)・・・糞坊主
ある日・・・
東京にある某・ラジオ局の 『土曜売國ラジオTOKIO 永雲助(えい・くもすけ)その新世界』 で永雲助が 『日本のおとぎ話』 の解説をしていた。
ラジオの中の雲助が言った。
「日本には沢山面白いおとぎ話がありますが、今日はその内から 『乙姫様(おとひめさま)』 のお話を取り上げましょう。 ご存知のようにこの乙姫様は竜宮城に住み、服装はトンスルの 『チマチョゴリ』 を着ていたんですね。 ・・・」
などといつものようにラジオで堂々と “ウソ” を吐き始めた。
コイツのウソ吐きぶりは相変わらずだった。
これを聴いていたポチが不機嫌丸出しになって、言葉を吐き捨てた。
「フン。 な~にがチマチョゴリだー!! 乙姫のヤツがチマチョゴリなんか着てた訳ねぇだろー!! それとも何か? えぇ? 乙姫のヤツがチチ出しチョゴリでも着てたとでも言いてぇんか? ったく、ラジオで堂々と見てきたようなウソ吐きやがってぇ・・・」
更に、ラジオの中の雲助が言った。
「このお話しはおとぎ話なんですね。 だから 『昔々、ある所に』 から始まりまして・・・」
これを聞き、再びポチが言葉を吐き捨てた。
「フン。 な~にが 『昔々、ある所に』 だー!! オメェらのおとぎ話はそうじゃねぇだろー!! オメェらのおとぎ話は 『一度、民主党にやらせてみて下さい』 だったろー!!」
『一度、民主党にやらせてみて下さい。 二度と元へは戻りません』・・・・・・・・・・ by 福祉 魔剣(ふくし・まけん)
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#528 『おとぎ話』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
永雲助(えい・くもすけ)・・・糞坊主
ある日・・・
東京にある某・ラジオ局の 『土曜売國ラジオTOKIO 永雲助(えい・くもすけ)その新世界』 で永雲助が 『日本のおとぎ話』 の解説をしていた。
ラジオの中の雲助が言った。
「日本には沢山面白いおとぎ話がありますが、今日はその内から 『乙姫様(おとひめさま)』 のお話を取り上げましょう。 ご存知のようにこの乙姫様は竜宮城に住み、服装はトンスルの 『チマチョゴリ』 を着ていたんですね。 ・・・」
などといつものようにラジオで堂々と “ウソ” を吐き始めた。
コイツのウソ吐きぶりは相変わらずだった。
これを聴いていたポチが不機嫌丸出しになって、言葉を吐き捨てた。
「フン。 な~にがチマチョゴリだー!! 乙姫のヤツがチマチョゴリなんか着てた訳ねぇだろー!! それとも何か? えぇ? 乙姫のヤツがチチ出しチョゴリでも着てたとでも言いてぇんか? ったく、ラジオで堂々と見てきたようなウソ吐きやがってぇ・・・」
更に、ラジオの中の雲助が言った。
「このお話しはおとぎ話なんですね。 だから 『昔々、ある所に』 から始まりまして・・・」
これを聞き、再びポチが言葉を吐き捨てた。
「フン。 な~にが 『昔々、ある所に』 だー!! オメェらのおとぎ話はそうじゃねぇだろー!! オメェらのおとぎ話は 『一度、民主党にやらせてみて下さい』 だったろー!!」
『一度、民主党にやらせてみて下さい。 二度と元へは戻りません』・・・・・・・・・・ by 福祉 魔剣(ふくし・まけん)
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
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「ケケケケケ!!」
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#528 『おとぎ話』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #527 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『ガンバレ芹ちゃん GoGo 作戦/求人広告』
2017-07-31
#527 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『ガンバレ芹ちゃん GoGo 作戦/求人広告』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
痛身憲一(いたみ・けんいち)・・・当ブログ『相方』シリーズの超主役 警視庁捜査一課熱血鬼刑事 愛称/イタミン
芹沢刑事(せりざわ・けいじ)・・・痛身の後輩刑事でオマケ1号
二浦信輔(にうら・しんすけ)・・・痛身の同僚刑事でオマケ2号
このお話は・・・
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #505 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画第5弾!! 『 The 痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事/ジャガイモ』 http://00comaru.blog.fc2.com/blog-entry-3864.html
と!?
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #522 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画第番外編!! 『 The オマケ刑事/身代わり -その5-』 http://00comaru.blog.fc2.com/blog-entry-3881.html
の!?
つづき death
ある日・・・
当ブログ『相方』シリーズのオマケコンビの片割れのオマケ1号事(いちごう・こと)、芹沢刑事(せりざわ・けいじ)刑事の元をアリスが訪れた。
芹沢に勧められ、芹沢のデスクの隣のたまたま空いていた椅子に芹沢と差向かえに座った。
一呼吸おいてアリスが切り出した。
「先日はどうもありがとうございました」
「え!? 先日って?」
「ポチの代わりの」
「あ!? ネズミ捕りの件ね」
「はい。 捕ってもらえなかったヶど」
「う!? そ、そんな事を言うために、わ、わざわざココ来たの?」
「うぅん。 違いますよ」
「じゃ、何の用?」
「コマルのけ・・・。 あ!? じゃなくって、有栖川呑屋コマルの件です」
「有栖川呑屋コマルの件?」
「はい」
「有栖川呑屋がどうかしたの?」
「はい。 前に相談来た時からコマル、まだ帰って来ないんです」
「前に相談来た時からって・・・。 あのジャガイモの?」
「はい。 そうです」
「あれからって・・・。 結構経(けっこう・た)つよね」
「はい」
「そう。 それは心配だね」
「はい、心配です。 とっても心配です」
「だったらねぇ」
「はい」
「捜索願は出した?」
「いぃえ。 まだ」
「だったら、有栖川呑屋の住所地を管轄する警察署行って、捜索願の届出(とどけで)して、待つしかないね。 ここ捜査一課だから」
「え!?」
「ここはねぇ、捜査一課って言ってね。 殺人なんかの凶悪犯罪を担当する部署なんだ。 だから人探しはやんないの。 分かった?」
「でも~」
「でも、何?」
「はい。 芹沢さん達、コマルの事良く分かってるし、刑事さんだし・・・。 だからココの方がいいかなって・・・」
「でもねぇ。 やっぱ、餅屋は餅屋でね。 担当部署の方が結局早いんだよね」
「・・・」
アリスは黙っていた。
そこへ、それまでこの二人のやり取りを横で聞いていたオマケ2号事(にごう・こと)、二浦信輔(にうら・しんすけ)刑事が嘴を挟んで来た。
「それよりもっといい方法があるぞ~」
「え!? もっといい方法?」
アリスが驚いて二浦を見上げた。
二浦が続けた。
「あぁ。 新聞広告だ」
「え!? 新聞広告?」
「そう。 新聞の尋ね人の欄に広告打ったほうがいいんじゃないかな。 チョッと費用は掛かるけど」
「新聞広告かぁ・・・。 でも~」
一言ボソッとそう呟いてアリスが考え込んだ。
そのアリスに今度は芹沢が言った。
「俺もその方がいいと思うな」
「でも~」
アリスはナゼか新聞広告には否定的だった。
ここで我らが痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事登場。
「有栖川呑屋コマルか~。 フン。 あんなヤツはいない方が世の中のためなんだがな。 でも、ま。 アンタにとっちゃ心配だろう。 だからこの二人の言う通り、新聞広告が一番だ」
「でも~」
アリスのこのハッキリしない態度を不審に思い、芹沢が聞いた。
「ん!? どうしたの? さっきから 『でも~』 しか言わないけど」
「うん。 広告出しても意味ないんです。 それも全然」
「ん!? 何で? 何で全然意味ないの?」
「だってコマル・・・」
「うん」
「漢字読めないから」
「え!?」
「だから新聞読む時、コマルいっつも漢字飛ばして読むから・・・」
「・・・」(芹沢)
「・・・」(二浦)
「ウ~ム」(痛身)
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
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#527 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『ガンバレ芹ちゃん GoGo 作戦/求人広告』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
痛身憲一(いたみ・けんいち)・・・当ブログ『相方』シリーズの超主役 警視庁捜査一課熱血鬼刑事 愛称/イタミン
芹沢刑事(せりざわ・けいじ)・・・痛身の後輩刑事でオマケ1号
二浦信輔(にうら・しんすけ)・・・痛身の同僚刑事でオマケ2号
このお話は・・・
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #505 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画第5弾!! 『 The 痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事/ジャガイモ』 http://00comaru.blog.fc2.com/blog-entry-3864.html
と!?
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #522 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画第番外編!! 『 The オマケ刑事/身代わり -その5-』 http://00comaru.blog.fc2.com/blog-entry-3881.html
の!?
つづき death
ある日・・・
当ブログ『相方』シリーズのオマケコンビの片割れのオマケ1号事(いちごう・こと)、芹沢刑事(せりざわ・けいじ)刑事の元をアリスが訪れた。
芹沢に勧められ、芹沢のデスクの隣のたまたま空いていた椅子に芹沢と差向かえに座った。
一呼吸おいてアリスが切り出した。
「先日はどうもありがとうございました」
「え!? 先日って?」
「ポチの代わりの」
「あ!? ネズミ捕りの件ね」
「はい。 捕ってもらえなかったヶど」
「う!? そ、そんな事を言うために、わ、わざわざココ来たの?」
「うぅん。 違いますよ」
「じゃ、何の用?」
「コマルのけ・・・。 あ!? じゃなくって、有栖川呑屋コマルの件です」
「有栖川呑屋コマルの件?」
「はい」
「有栖川呑屋がどうかしたの?」
「はい。 前に相談来た時からコマル、まだ帰って来ないんです」
「前に相談来た時からって・・・。 あのジャガイモの?」
「はい。 そうです」
「あれからって・・・。 結構経(けっこう・た)つよね」
「はい」
「そう。 それは心配だね」
「はい、心配です。 とっても心配です」
「だったらねぇ」
「はい」
「捜索願は出した?」
「いぃえ。 まだ」
「だったら、有栖川呑屋の住所地を管轄する警察署行って、捜索願の届出(とどけで)して、待つしかないね。 ここ捜査一課だから」
「え!?」
「ここはねぇ、捜査一課って言ってね。 殺人なんかの凶悪犯罪を担当する部署なんだ。 だから人探しはやんないの。 分かった?」
「でも~」
「でも、何?」
「はい。 芹沢さん達、コマルの事良く分かってるし、刑事さんだし・・・。 だからココの方がいいかなって・・・」
「でもねぇ。 やっぱ、餅屋は餅屋でね。 担当部署の方が結局早いんだよね」
「・・・」
アリスは黙っていた。
そこへ、それまでこの二人のやり取りを横で聞いていたオマケ2号事(にごう・こと)、二浦信輔(にうら・しんすけ)刑事が嘴を挟んで来た。
「それよりもっといい方法があるぞ~」
「え!? もっといい方法?」
アリスが驚いて二浦を見上げた。
二浦が続けた。
「あぁ。 新聞広告だ」
「え!? 新聞広告?」
「そう。 新聞の尋ね人の欄に広告打ったほうがいいんじゃないかな。 チョッと費用は掛かるけど」
「新聞広告かぁ・・・。 でも~」
一言ボソッとそう呟いてアリスが考え込んだ。
そのアリスに今度は芹沢が言った。
「俺もその方がいいと思うな」
「でも~」
アリスはナゼか新聞広告には否定的だった。
ここで我らが痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事登場。
「有栖川呑屋コマルか~。 フン。 あんなヤツはいない方が世の中のためなんだがな。 でも、ま。 アンタにとっちゃ心配だろう。 だからこの二人の言う通り、新聞広告が一番だ」
「でも~」
アリスのこのハッキリしない態度を不審に思い、芹沢が聞いた。
「ん!? どうしたの? さっきから 『でも~』 しか言わないけど」
「うん。 広告出しても意味ないんです。 それも全然」
「ん!? 何で? 何で全然意味ないの?」
「だってコマル・・・」
「うん」
「漢字読めないから」
「え!?」
「だから新聞読む時、コマルいっつも漢字飛ばして読むから・・・」
「・・・」(芹沢)
「・・・」(二浦)
「ウ~ム」(痛身)
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
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・
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#527 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『ガンバレ芹ちゃん GoGo 作戦/求人広告』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #526 『名乗れるイヌ』
2017-07-31
#526 『名乗れるイヌ』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
ある日・・・
ポチとコマルが仲良くお喋りをしていた。
ポチが聞いた。
「おぅ、コマル?」
「ん!?」
「オメェ、この頃イヌ飼いだしたってホントか?」
「あぁ、ホントだ」
「へ~。 どんなイヌだ?」
「雑種のペット犬。 オマエほどじゃねぇヶど、結構賢いんだぜ」
「フ~ン」
「自分の名前が言えちまうんだ」
「ホゥ~。 そりゃぁ、珍しいイヌだ」
「だろ? 呼ぶたんびに名乗っちまうんだぜ。 もう、可愛くて可愛くて」
「フ~ン。 で?」
「ん!? 『で?』 って?
「おぅ。 で? ソイツのナメェ(名前)は?」
「ワン」
「・・・」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#526 『名乗れるイヌ』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
ある日・・・
ポチとコマルが仲良くお喋りをしていた。
ポチが聞いた。
「おぅ、コマル?」
「ん!?」
「オメェ、この頃イヌ飼いだしたってホントか?」
「あぁ、ホントだ」
「へ~。 どんなイヌだ?」
「雑種のペット犬。 オマエほどじゃねぇヶど、結構賢いんだぜ」
「フ~ン」
「自分の名前が言えちまうんだ」
「ホゥ~。 そりゃぁ、珍しいイヌだ」
「だろ? 呼ぶたんびに名乗っちまうんだぜ。 もう、可愛くて可愛くて」
「フ~ン。 で?」
「ん!? 『で?』 って?
「おぅ。 で? ソイツのナメェ(名前)は?」
「ワン」
「・・・」
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「ケケケケケ!!」
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#526 『名乗れるイヌ』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #525 『学校』
2017-07-31
#525 『学校』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
コマルのママ
― ここは有栖川呑屋コマルのお家(うち) ―
ある朝・・・
コマルのママが、ベッドで爆睡(ばくすい)しているコマルを起こした。
「コマル起きなさい。 学校行く時間よ」
眠い目をこすりこすり、コマルがぶーたれた。
「やだよママ。 僕、今日は学校お休みしたいんだ」
「そんな我侭(わがまま)言っちゃいけません。 学校ある日はチャ~ンと行かなくっちゃ。 ね」
「でもママ。 僕、今日はお家にいたいんだ」
「ダメよ、そんな事言っちゃぁ。 チャ~ンと学校行かなくっちゃぁ」
「でも僕、今日、学校なんか行きたくないんだよ。 ホントに行きたくないんだよー!!」
「もぅ、この子ったら~」
「だって、み~んな僕の事嫌ってるし、目が合っても顔そむけて無視するんだ。 だから学校なんか、行きたくない行きたくない行きたくないーーー!!」
「いい子だから、そんな事言わないの。 ね。 チャンと学校行きなさい」
「やだよー!! やだやだやだ! 絶対行かないよぅーーー!!」
「仕方のない子ねぇ。 い~ぃコマル坊や、良~くお聞き」
「・・・」
「貴方が学校行かなかったらみんなが困るでしょ」
「うぅん。 そんな事ない!! ないないない! 絶対ないよー!!」
「いいぇ、あるわよ。 だって貴方は校長でしょ」
「うん」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#525 『学校』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
コマルのママ
― ここは有栖川呑屋コマルのお家(うち) ―
ある朝・・・
コマルのママが、ベッドで爆睡(ばくすい)しているコマルを起こした。
「コマル起きなさい。 学校行く時間よ」
眠い目をこすりこすり、コマルがぶーたれた。
「やだよママ。 僕、今日は学校お休みしたいんだ」
「そんな我侭(わがまま)言っちゃいけません。 学校ある日はチャ~ンと行かなくっちゃ。 ね」
「でもママ。 僕、今日はお家にいたいんだ」
「ダメよ、そんな事言っちゃぁ。 チャ~ンと学校行かなくっちゃぁ」
「でも僕、今日、学校なんか行きたくないんだよ。 ホントに行きたくないんだよー!!」
「もぅ、この子ったら~」
「だって、み~んな僕の事嫌ってるし、目が合っても顔そむけて無視するんだ。 だから学校なんか、行きたくない行きたくない行きたくないーーー!!」
「いい子だから、そんな事言わないの。 ね。 チャンと学校行きなさい」
「やだよー!! やだやだやだ! 絶対行かないよぅーーー!!」
「仕方のない子ねぇ。 い~ぃコマル坊や、良~くお聞き」
「・・・」
「貴方が学校行かなかったらみんなが困るでしょ」
「うぅん。 そんな事ない!! ないないない! 絶対ないよー!!」
「いいぇ、あるわよ。 だって貴方は校長でしょ」
「うん」
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ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
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「ケケケケケ!!」
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#525 『学校』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #524 『墓地』
2017-07-31
#524 『墓地』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
菅直人(かん・ちよくと)・・・アホ 元・某国総理大臣 の!? 大先生
ある日・・・
ポチが道を歩いていると、辺りの様子をキョロキョロと窺(うかが)っている不審者が目に留まった。
そしてその不審者に、ポチが背後から声を掛けた。
「オゥ! オメェ!! さっきからな~にキョロキョロしてんだ? 怪しいヤツだな」
す、る、と、
不意に声を掛けられ、
「ビクッ!!」
として、
「クルッ!!」
不審者が振り返った。
その不審者は、ナゼか?
我らがお茶目なアホ、あの菅直人(かん・ちよくと)大先生だった。
この思わぬ出会いに、チョッと驚いた様子でポチが言った。
「お!? ォ、オゥ!? な、何でぇ!? 誰かと思いゃ、直人じゃねぇか」
「な~んだ、ポチか~!? 脅かすんじゃねぇよ」
「別に脅かすつもりはなかったんだヶどもよ、オメェの挙動がチョッと不審に思えちまったもんでな」
「な、なーに~? 俺のどこが挙動不審なんだ!? ふざけた事を言うな!!」
「まぁ、そう、向きんなんなって」
「これがならずにいられるか!!」
「ち。 相変わらずだなぁ、オメェは」
「相変わらずで悪かったな!!」
「ったく、短気な野郎だぁ」
「フン。 余計なお世話だ!!」
「まぁ、そういつまでもイラだってねぇで矛先収めろって。 な。 俺様が悪かった。 謝るから。 な」
「あ、あぁ。 分かった。 収めてやらぁ」
珍しく、大先生が素早く機嫌を直した。
そんな大先生にポチが聞いた。
「ところで、何しんてんだ、こんな所(とこ)で?」
「墓参りだ」
「墓参り?」
「あぁ、そうだ。 墓参りだ。 悪いか?」
「否、別に、悪かねぇヶどよ・・・。 お盆だからか?」
「あぁ、そうだ。 お盆だからだ」
「フ~ン。 それにしちゃぁ様子が変だったぞ、さっき」
ここで大先生の表情がそれまでとはガラッと変わって素に返った。
そして言った。
「否、な。 それなんだがな」
「おぅ」
「確かこの辺りに俺の先祖の墓地のある霊園があったはずだったんだが。 どこだったか場所が分からなくなっちまってな」
「そういう事か」
「あ、あぁ。 実はそうだったんだ」
「フ~ン。 オメェ、墓地行きてぇんか?」
「あぁ。 行きたい。 そのつもりで来たんだからな」
「なるほど、そっけー。 墓地行きてぇんか」
ポチが納得したように繰り返した。
そのポチの言い方を聞き、
「あぁ、そうだ。 ん!? その言い方・・・。 ひよっとしてオマエ、行き方分かってんのか?」
大先生が墓地の行き方をポチに尋ねた。
「大体ならな」
「え!? 分かるんか?」
「あぁ。 大体なら分かる」
「なら、頼む。 教えてくれ」
「大体でいいんか?」
「あぁ、いい」
「ホントにいいんだな?」
「あ、あぁ。 いい。 教えてくれ」
「おぅ。 なら、教えてやらぁ」
「あぁ。 頼む」
「ウム」
一言頷いてから、ポチがチョッと先の、盛んに車が飛び交っているメインストリートの信号を指差した。
「あっこに青信号見えんだろ」
「青信号?」
「そうだ」
「あぁ。 見える」
「あの青信号が赤んなったら渡ってみな。 そうすりゃ、多分行けると思うぞ、墓地。 ダメでも確実に近付けるはずだ」
「おぅ、アリガトよ。 あの青信号だな」
「あぁ、そうだ。 あの青信号だ」
「そうか、あの青信号か」
大先生が納得した様子でそう呟いた。
そして、まるで念仏でも唱えるかのようにブツブツ独り言を言いながら、その信号に向かって歩き出した。
「あの青信号が赤んなったら渡る。 あの青信号が赤んなったら渡る。 あの青信号赤んなったら・・・。 え!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#524 『墓地』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
菅直人(かん・ちよくと)・・・アホ 元・某国総理大臣 の!? 大先生
ある日・・・
ポチが道を歩いていると、辺りの様子をキョロキョロと窺(うかが)っている不審者が目に留まった。
そしてその不審者に、ポチが背後から声を掛けた。
「オゥ! オメェ!! さっきからな~にキョロキョロしてんだ? 怪しいヤツだな」
す、る、と、
不意に声を掛けられ、
「ビクッ!!」
として、
「クルッ!!」
不審者が振り返った。
その不審者は、ナゼか?
我らがお茶目なアホ、あの菅直人(かん・ちよくと)大先生だった。
この思わぬ出会いに、チョッと驚いた様子でポチが言った。
「お!? ォ、オゥ!? な、何でぇ!? 誰かと思いゃ、直人じゃねぇか」
「な~んだ、ポチか~!? 脅かすんじゃねぇよ」
「別に脅かすつもりはなかったんだヶどもよ、オメェの挙動がチョッと不審に思えちまったもんでな」
「な、なーに~? 俺のどこが挙動不審なんだ!? ふざけた事を言うな!!」
「まぁ、そう、向きんなんなって」
「これがならずにいられるか!!」
「ち。 相変わらずだなぁ、オメェは」
「相変わらずで悪かったな!!」
「ったく、短気な野郎だぁ」
「フン。 余計なお世話だ!!」
「まぁ、そういつまでもイラだってねぇで矛先収めろって。 な。 俺様が悪かった。 謝るから。 な」
「あ、あぁ。 分かった。 収めてやらぁ」
珍しく、大先生が素早く機嫌を直した。
そんな大先生にポチが聞いた。
「ところで、何しんてんだ、こんな所(とこ)で?」
「墓参りだ」
「墓参り?」
「あぁ、そうだ。 墓参りだ。 悪いか?」
「否、別に、悪かねぇヶどよ・・・。 お盆だからか?」
「あぁ、そうだ。 お盆だからだ」
「フ~ン。 それにしちゃぁ様子が変だったぞ、さっき」
ここで大先生の表情がそれまでとはガラッと変わって素に返った。
そして言った。
「否、な。 それなんだがな」
「おぅ」
「確かこの辺りに俺の先祖の墓地のある霊園があったはずだったんだが。 どこだったか場所が分からなくなっちまってな」
「そういう事か」
「あ、あぁ。 実はそうだったんだ」
「フ~ン。 オメェ、墓地行きてぇんか?」
「あぁ。 行きたい。 そのつもりで来たんだからな」
「なるほど、そっけー。 墓地行きてぇんか」
ポチが納得したように繰り返した。
そのポチの言い方を聞き、
「あぁ、そうだ。 ん!? その言い方・・・。 ひよっとしてオマエ、行き方分かってんのか?」
大先生が墓地の行き方をポチに尋ねた。
「大体ならな」
「え!? 分かるんか?」
「あぁ。 大体なら分かる」
「なら、頼む。 教えてくれ」
「大体でいいんか?」
「あぁ、いい」
「ホントにいいんだな?」
「あ、あぁ。 いい。 教えてくれ」
「おぅ。 なら、教えてやらぁ」
「あぁ。 頼む」
「ウム」
一言頷いてから、ポチがチョッと先の、盛んに車が飛び交っているメインストリートの信号を指差した。
「あっこに青信号見えんだろ」
「青信号?」
「そうだ」
「あぁ。 見える」
「あの青信号が赤んなったら渡ってみな。 そうすりゃ、多分行けると思うぞ、墓地。 ダメでも確実に近付けるはずだ」
「おぅ、アリガトよ。 あの青信号だな」
「あぁ、そうだ。 あの青信号だ」
「そうか、あの青信号か」
大先生が納得した様子でそう呟いた。
そして、まるで念仏でも唱えるかのようにブツブツ独り言を言いながら、その信号に向かって歩き出した。
「あの青信号が赤んなったら渡る。 あの青信号が赤んなったら渡る。 あの青信号赤んなったら・・・。 え!?」
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ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#524 『墓地』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #523 『お盆休み』
2017-07-31
#523 『お盆休み』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
田原アリス・・・ポチの飼い主
ポチはアリスに溺愛されていた。
平日の昼間は、アリスはアルバイトでお家にいないからそれでも良かった。
だが休日ともなるとアリスは朝から晩までポチにベッタリで、一日中(いちにち・じゅう)暇さえあればポチをいじくり回していた。
別に嫌だという訳ではなかったが、ポチにしてみればそれがチョッと鬱陶(うっとう)しかった。
そんなある日・・・
ポチとコマルが仲良くお喋(しゃべ)りをしていた。
コマルが言った。
「いよいよ今日からお盆休みだな」
「あぁ。 オメェら勤め人はな」
「ん!? どういう意味だ?」
「あぁ。 俺様はこれからお勤めが始まるんだ」
「え!?」
「アリスが一日中(いちんち・じゅう)家にいるんだからな」
「???」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#523 『お盆休み』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
田原アリス・・・ポチの飼い主
ポチはアリスに溺愛されていた。
平日の昼間は、アリスはアルバイトでお家にいないからそれでも良かった。
だが休日ともなるとアリスは朝から晩までポチにベッタリで、一日中(いちにち・じゅう)暇さえあればポチをいじくり回していた。
別に嫌だという訳ではなかったが、ポチにしてみればそれがチョッと鬱陶(うっとう)しかった。
そんなある日・・・
ポチとコマルが仲良くお喋(しゃべ)りをしていた。
コマルが言った。
「いよいよ今日からお盆休みだな」
「あぁ。 オメェら勤め人はな」
「ん!? どういう意味だ?」
「あぁ。 俺様はこれからお勤めが始まるんだ」
「え!?」
「アリスが一日中(いちんち・じゅう)家にいるんだからな」
「???」
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ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
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「ケケケケケ!!」
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#523 『お盆休み』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #522 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ刑事/身代わり -その5-』
2017-07-30
#522 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ刑事/身代わり -その5-』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
痛身憲一(いたみ・けんいち)・・・当ブログ『相方』シリーズの超主役 警視庁捜査一課熱血鬼刑事 愛称/イタミン
芹沢刑事(せりざわ・けいじ)・・・痛身の後輩刑事でオマケ1号
「予想外の銃撃戦が始まっちゃいましてね」
「コココ、コマルと、じゅじゅじゅ、銃撃戦~~~!?」
ここでアリスは絶句した。
芹沢が続けた。
「で。 たまたまそこにお宅のポチが通り掛かっちゃいましてね。 で。 それに巻き込まれて、んでもってうちの痛身に。 はい」
「・・・」
アリスはショックの余り呆然としていた。
構わず芹沢が続けた。
「幸い命には別状はなかったんっすヶどね。 一応、お伝えしとこうと思いまして。 はい」
「・・・」
アリスはまだ言葉が出なかった。
そんなアリスに芹沢が言った。
「患者が患者なだけに警察病院で治療という訳にも行かず、今、この近くの犬猫病院で治療を受けてます」
「・・・」
アリスはまだ絶句していた。
「で。 こちらとしても、そんな状態でもしお宅に困った事があれば、何らかの事はしなくてはと。 はい」
ここでやっとアリスが言葉を口にした。
「何らかの事を?」
「はい。 何らかの事を」
「芹沢さんが?」
「え!? あ!? あぁ、はい。 お、俺で良ければ・・・」
「ホントに?」
「あ!? はい。 ホントにっす」
「ホントにホントに?」
「はい。 ホントにホントにっす」
「ホントにホントにホントに?」
「はい。 ホントにホントにホントにっす」
「だったら、いつまでもそんな所(とこ)に立ってないで早く中に入って下さい」
「え!? 中に? 何で又?」
「それはね」
「はい」
「さっきから台所にネズミが。 だから早く入って」
「え!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#522 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ刑事/身代わり -その1~5-』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
痛身憲一(いたみ・けんいち)・・・当ブログ『相方』シリーズの超主役 警視庁捜査一課熱血鬼刑事 愛称/イタミン
芹沢刑事(せりざわ・けいじ)・・・痛身の後輩刑事でオマケ1号
「予想外の銃撃戦が始まっちゃいましてね」
「コココ、コマルと、じゅじゅじゅ、銃撃戦~~~!?」
ここでアリスは絶句した。
芹沢が続けた。
「で。 たまたまそこにお宅のポチが通り掛かっちゃいましてね。 で。 それに巻き込まれて、んでもってうちの痛身に。 はい」
「・・・」
アリスはショックの余り呆然としていた。
構わず芹沢が続けた。
「幸い命には別状はなかったんっすヶどね。 一応、お伝えしとこうと思いまして。 はい」
「・・・」
アリスはまだ言葉が出なかった。
そんなアリスに芹沢が言った。
「患者が患者なだけに警察病院で治療という訳にも行かず、今、この近くの犬猫病院で治療を受けてます」
「・・・」
アリスはまだ絶句していた。
「で。 こちらとしても、そんな状態でもしお宅に困った事があれば、何らかの事はしなくてはと。 はい」
ここでやっとアリスが言葉を口にした。
「何らかの事を?」
「はい。 何らかの事を」
「芹沢さんが?」
「え!? あ!? あぁ、はい。 お、俺で良ければ・・・」
「ホントに?」
「あ!? はい。 ホントにっす」
「ホントにホントに?」
「はい。 ホントにホントにっす」
「ホントにホントにホントに?」
「はい。 ホントにホントにホントにっす」
「だったら、いつまでもそんな所(とこ)に立ってないで早く中に入って下さい」
「え!? 中に? 何で又?」
「それはね」
「はい」
「さっきから台所にネズミが。 だから早く入って」
「え!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#522 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ刑事/身代わり -その1~5-』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #521 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ刑事/身代わり -その4-』
2017-07-30
#521 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ刑事/身代わり -その4-』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
痛身憲一(いたみ・けんいち)・・・当ブログ『相方』シリーズの超主役 警視庁捜査一課熱血鬼刑事 愛称/イタミン
芹沢刑事(せりざわ・けいじ)・・・痛身の後輩刑事でオマケ1号
他
「エェー!? いいい、痛身さんにー!? 痛身さんに痛身さんに痛身さんに~~~!?」
アリスが聞いた。
「は、はい」
申し訳なさそうに芹沢が頷いた。
「ななな、何でー!? 何で何で何でー!?」
「そ、それなんっすヶどね」
「ははは、はい!?」
「先ほど、この近くのコンビニで篭城(ろうじょう)事件がありましてね」
「エェー!? こここ、この近くのコンビニで篭城事件ー!?」
「はい。 犯人はお宅も良く知ってる、あの有栖川呑屋コマルだったんっすヶどね」
「エェー!? コココ、コマルがー!? コマルがコマルがコマルが~~~!?」
「はい」
「そそそ、それでそれでそれでー!?」
「はい。 で。 有栖川呑屋のヤツ、どっから手に入れたのか拳銃持ってましてね」
「エェー!? けけけ、拳銃ー!?」
「はい」
「コココ、コマルがー!?」
「はい」
「コココ、コマルがー!? けけけ、拳銃ー!?」
「はい」
「そそそ、それでそれでそれでー!?」
「はい。 で。 銃撃戦に」
「エェー!? じゅじゅじゅ、銃撃戦ー!?」
「はい」
「ににに、日本でー!?」
「はい」
「ににに、日本でー!? コココ、コマルが銃撃戦ー!?」
「はい」
「そそそ、それでそれでそれでー!?」
「はい」
そう返事をして芹沢が事の経緯(いきさつ)を語り始めた。
【注】
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
づづく
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
痛身憲一(いたみ・けんいち)・・・当ブログ『相方』シリーズの超主役 警視庁捜査一課熱血鬼刑事 愛称/イタミン
芹沢刑事(せりざわ・けいじ)・・・痛身の後輩刑事でオマケ1号
他
「エェー!? いいい、痛身さんにー!? 痛身さんに痛身さんに痛身さんに~~~!?」
アリスが聞いた。
「は、はい」
申し訳なさそうに芹沢が頷いた。
「ななな、何でー!? 何で何で何でー!?」
「そ、それなんっすヶどね」
「ははは、はい!?」
「先ほど、この近くのコンビニで篭城(ろうじょう)事件がありましてね」
「エェー!? こここ、この近くのコンビニで篭城事件ー!?」
「はい。 犯人はお宅も良く知ってる、あの有栖川呑屋コマルだったんっすヶどね」
「エェー!? コココ、コマルがー!? コマルがコマルがコマルが~~~!?」
「はい」
「そそそ、それでそれでそれでー!?」
「はい。 で。 有栖川呑屋のヤツ、どっから手に入れたのか拳銃持ってましてね」
「エェー!? けけけ、拳銃ー!?」
「はい」
「コココ、コマルがー!?」
「はい」
「コココ、コマルがー!? けけけ、拳銃ー!?」
「はい」
「そそそ、それでそれでそれでー!?」
「はい。 で。 銃撃戦に」
「エェー!? じゅじゅじゅ、銃撃戦ー!?」
「はい」
「ににに、日本でー!?」
「はい」
「ににに、日本でー!? コココ、コマルが銃撃戦ー!?」
「はい」
「そそそ、それでそれでそれでー!?」
「はい」
そう返事をして芹沢が事の経緯(いきさつ)を語り始めた。
【注】
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
づづく
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #520 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ刑事/身代わり -その3-』
2017-07-30
#520 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ刑事/身代わり -その3-』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
芹沢刑事(せりざわ・けいじ)・・・痛身の後輩刑事でオマケ1号
他
(ガーーーン!!)
ポチが拳銃で撃たれたという知らせを聞き、アリスは後頭部を思いっきり鈍器のような物で殴られたような衝撃を受けた。
「ポポポ、ポチがー!? ポチがポチがポチが~~~!?」
「は、はい」
「どどど、どこでどこでどこでー!?」
「この近くのコンビニで」
「だだだ、誰に誰に誰にー!?」
「そ、それがその~。 た、大変申し上げ難いんですが~。 う、うちの痛身に」
「え!?」
「この近くのコンビニで。 うちの痛身に。 先ほど。 はい」
この芹沢の言った 『この近くのコンビニで。 うちの痛身に。 先ほど。 はい』 という言葉を聞き、
(ガーーーン!!)
再び、アリスは後頭部を思いっきり鈍器のような物で殴られたような衝撃を受けた。
【注】
痛身憲一(いたみ・けんいち)・・・当ブログ『相方』シリーズの超主役 警視庁捜査一課熱血鬼刑事 愛称/イタミン
づづく
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
芹沢刑事(せりざわ・けいじ)・・・痛身の後輩刑事でオマケ1号
他
(ガーーーン!!)
ポチが拳銃で撃たれたという知らせを聞き、アリスは後頭部を思いっきり鈍器のような物で殴られたような衝撃を受けた。
「ポポポ、ポチがー!? ポチがポチがポチが~~~!?」
「は、はい」
「どどど、どこでどこでどこでー!?」
「この近くのコンビニで」
「だだだ、誰に誰に誰にー!?」
「そ、それがその~。 た、大変申し上げ難いんですが~。 う、うちの痛身に」
「え!?」
「この近くのコンビニで。 うちの痛身に。 先ほど。 はい」
この芹沢の言った 『この近くのコンビニで。 うちの痛身に。 先ほど。 はい』 という言葉を聞き、
(ガーーーン!!)
再び、アリスは後頭部を思いっきり鈍器のような物で殴られたような衝撃を受けた。
【注】
痛身憲一(いたみ・けんいち)・・・当ブログ『相方』シリーズの超主役 警視庁捜査一課熱血鬼刑事 愛称/イタミン
づづく
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #519 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ刑事/身代わり -その2-』
2017-07-30
#519 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ刑事/身代わり -その2-』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
ナゾの警察の者
ジャン!!
あのオマケ1号の芹沢刑事(せりざわ・けいじ)刑事が立っていた。
そしてドアを開け、中からお顔を出したアリスに向かって、
「済んませんね。 警察っす」
警察手帳を見せてそう言った。
その不意の芹沢の登場に驚き、アリスが聞いた。
「せ、芹沢さん!? せ、芹沢さんでしたよね、確か?」
「はい。 そうっす。 芹沢っす。 此間(こないだ)はどうも・・・」(#483 参照)
「こちらこそ。 で。 芹沢さんが、何の用ですか?」
「それなんっすヶどね」
「はい」
「お宅に確か、ネコいたっすよね。 二足歩行するチョッと高ビーな、喋るネコ」
「いますよ」
「名前は確か、ポチ?」
「はい。 そうです。 ポチです。 ポチがどうかしたんですか?」
「い、否。 そ、それなんすヶどね」
「はい」
「チョ、チョッと言い難(にく)いんすヶどね」
「・・・」
「拳銃で撃たれました」
「え!?」
【注】
芹沢刑事(せりざわ・けいじ)・・・当ブログ『相方』シリーズの超主役で警視庁捜査一課の熱血鬼刑事、我らがあの痛身憲一(いたみ・けんいち)の後輩刑事でオマケ1号
づづく
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
ナゾの警察の者
ジャン!!
あのオマケ1号の芹沢刑事(せりざわ・けいじ)刑事が立っていた。
そしてドアを開け、中からお顔を出したアリスに向かって、
「済んませんね。 警察っす」
警察手帳を見せてそう言った。
その不意の芹沢の登場に驚き、アリスが聞いた。
「せ、芹沢さん!? せ、芹沢さんでしたよね、確か?」
「はい。 そうっす。 芹沢っす。 此間(こないだ)はどうも・・・」(#483 参照)
「こちらこそ。 で。 芹沢さんが、何の用ですか?」
「それなんっすヶどね」
「はい」
「お宅に確か、ネコいたっすよね。 二足歩行するチョッと高ビーな、喋るネコ」
「いますよ」
「名前は確か、ポチ?」
「はい。 そうです。 ポチです。 ポチがどうかしたんですか?」
「い、否。 そ、それなんすヶどね」
「はい」
「チョ、チョッと言い難(にく)いんすヶどね」
「・・・」
「拳銃で撃たれました」
「え!?」
【注】
芹沢刑事(せりざわ・けいじ)・・・当ブログ『相方』シリーズの超主役で警視庁捜査一課の熱血鬼刑事、我らがあの痛身憲一(いたみ・けんいち)の後輩刑事でオマケ1号
づづく
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #518 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ刑事/身代わり -その1-』
2017-07-30
#518 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画番外編!! 『 The オマケ刑事/身代わり -その1-』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
他
ある日・・・
「ピン、ポーーーン!!」
アリスのお家のドアフォンのチャイムが鳴った。
「ハ~ィ!? どなた~?」
スピーカー越しにアリスの声がした。
「警察の者です」
チャイムを押した相手がマイクに向かってそう答えた。
「け、警察~?」
「はい」
「チョ、チョッと待って下さいね」
アリスがそう言って、
「ガチャ!!」
玄関のドアを開け、中からお顔を出すと・・・
ナ、ナント!?
そ、そこには・・・
づづく
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
他
ある日・・・
「ピン、ポーーーン!!」
アリスのお家のドアフォンのチャイムが鳴った。
「ハ~ィ!? どなた~?」
スピーカー越しにアリスの声がした。
「警察の者です」
チャイムを押した相手がマイクに向かってそう答えた。
「け、警察~?」
「はい」
「チョ、チョッと待って下さいね」
アリスがそう言って、
「ガチャ!!」
玄関のドアを開け、中からお顔を出すと・・・
ナ、ナント!?
そ、そこには・・・
づづく
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #517 『作曲』
2017-07-30
#517 『作曲』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
ある日・・・
ポチとアリスがお喋りをしていた。
アリスが聞いた。
「あのさぁ、ポチ?」
「ん!?」
「ポチってさぁ。 前・・・。 作曲に凝ってた事って、あったよね」
「おぅ。 あったぜ」
「だよね」
「おぅ。 でも、それがどした?」
「うん。 突然止めちゃったから、どしたのかなって思って」
「止めちゃいねぇぜ。 まだ作曲は」
「え!? でも、この頃全然、作曲してる様子見えないんだヶど。 まだ止めてなかったんだ」
「おぅ。 まだな」
「なら、いつ頃?」
「ん!?」
「いつ頃、完成予定なの?」
「分かんね」
「え!? 分かんないの?」
「おぅ。 分かんね」
「『おぅ。 分かんね』 って・・・。 あのさぁ、ポチ?」
「ん!?」
「ポチ、作曲懲りだしたのって、確か2年ぐらい前だったよね」
「あぁ。 今年の9月1ん日(くがつ・いちんち)でジャスト2年だ」
「なのに、まだ出来ないの?」
「お、おぅ」
「なら、一体いつ頃んなりそうなの、出来上がんの?」
「だから~。 さっきから言ってんだろー!! 分かんねぇってー!!」
「何で~? 何で分かんないの~?」
「作り始めて途中まで来っと、眠くって眠くって、続けらんなくなっちまうからだ!!」
「え!? 一体、何作曲してんの?」
「子守唄」
「・・・」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
・
・
・
#517 『作曲』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
ある日・・・
ポチとアリスがお喋りをしていた。
アリスが聞いた。
「あのさぁ、ポチ?」
「ん!?」
「ポチってさぁ。 前・・・。 作曲に凝ってた事って、あったよね」
「おぅ。 あったぜ」
「だよね」
「おぅ。 でも、それがどした?」
「うん。 突然止めちゃったから、どしたのかなって思って」
「止めちゃいねぇぜ。 まだ作曲は」
「え!? でも、この頃全然、作曲してる様子見えないんだヶど。 まだ止めてなかったんだ」
「おぅ。 まだな」
「なら、いつ頃?」
「ん!?」
「いつ頃、完成予定なの?」
「分かんね」
「え!? 分かんないの?」
「おぅ。 分かんね」
「『おぅ。 分かんね』 って・・・。 あのさぁ、ポチ?」
「ん!?」
「ポチ、作曲懲りだしたのって、確か2年ぐらい前だったよね」
「あぁ。 今年の9月1ん日(くがつ・いちんち)でジャスト2年だ」
「なのに、まだ出来ないの?」
「お、おぅ」
「なら、一体いつ頃んなりそうなの、出来上がんの?」
「だから~。 さっきから言ってんだろー!! 分かんねぇってー!!」
「何で~? 何で分かんないの~?」
「作り始めて途中まで来っと、眠くって眠くって、続けらんなくなっちまうからだ!!」
「え!? 一体、何作曲してんの?」
「子守唄」
「・・・」
ピュ~~~~~~~~~~
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ドドンガ ドーーーン
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「ケケケケケ!!」
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#517 『作曲』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #516 『一番体にいい食べ物』
2017-07-30
#516 『一番体にいい食べ物』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
神様
ある日・・・
神様が、恒例にしているお忍びの教会視察の帰りにブラッとアリスのお家に立ち寄った。
たまたま遊びに来ていたコマルを含め、ポチ、アリスの3人に聞いた
「オマエ達は、食べ物は何が一番体にいいと思うかな?」
先ずアリスが答えた。
「お野菜のサラダ。 ドレッシングた~ぷり掛けたヤツ」
「ホゥ~。 アリスは野菜サラダが一番とな」
「うん。 だって野菜サラダは美味しいし、太んないし、健康にもいいし、栄養バランス最高だし、その上、女性の大敵のあの便秘対策に不可欠な植物繊維た~っぷりだから」
「フムフム。 なるほどなるほど」
次はコマルだった。
「オイラはステーキだな。 肉汁た~っぷりの」
「ホゥ~。 コマルはステーキか?」
「うん。 だってステーキは美味いし、栄養満点だし、馬力出ちまうし、その上、スタミナ付くじゃん」
「フムフム。 なるほどなるほど」
最後はポチだった。
「俺様は、焼きたての魚だな」
「ホゥ~。 ポチは焼きたての魚か?」
「おぅ。 それもサザエさんの焼いたヤツ」
「え!? サザエさんの焼いたヤツ?」
「おぅ」
「ナゼじゃ? ナゼ、サザエさんの焼いたヤツなんじゃ?」
「決まってんだろ」
「ん!? どういう事じゃ?」
「だってよ~、神様」
「ウム」
「サザエさんの魚はよ~」
「ウムウム」
「美味くって栄養付いちまうのは勿論、運動不足解消にストレス発散と来て、その上スリル満点じゃねぇかぁ、サザエさんに追っかけ回されて」
「・・・」
♪
お魚くわえた どらネコ
おぉかけ~て
ハダカで~ 駆けてく
お茶目な 栄螺(サザエ)さん
・・・
(チョビット改変)
♪
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
・
・
・
#516 『一番体に良(い)い食べ物』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
神様
ある日・・・
神様が、恒例にしているお忍びの教会視察の帰りにブラッとアリスのお家に立ち寄った。
たまたま遊びに来ていたコマルを含め、ポチ、アリスの3人に聞いた
「オマエ達は、食べ物は何が一番体にいいと思うかな?」
先ずアリスが答えた。
「お野菜のサラダ。 ドレッシングた~ぷり掛けたヤツ」
「ホゥ~。 アリスは野菜サラダが一番とな」
「うん。 だって野菜サラダは美味しいし、太んないし、健康にもいいし、栄養バランス最高だし、その上、女性の大敵のあの便秘対策に不可欠な植物繊維た~っぷりだから」
「フムフム。 なるほどなるほど」
次はコマルだった。
「オイラはステーキだな。 肉汁た~っぷりの」
「ホゥ~。 コマルはステーキか?」
「うん。 だってステーキは美味いし、栄養満点だし、馬力出ちまうし、その上、スタミナ付くじゃん」
「フムフム。 なるほどなるほど」
最後はポチだった。
「俺様は、焼きたての魚だな」
「ホゥ~。 ポチは焼きたての魚か?」
「おぅ。 それもサザエさんの焼いたヤツ」
「え!? サザエさんの焼いたヤツ?」
「おぅ」
「ナゼじゃ? ナゼ、サザエさんの焼いたヤツなんじゃ?」
「決まってんだろ」
「ん!? どういう事じゃ?」
「だってよ~、神様」
「ウム」
「サザエさんの魚はよ~」
「ウムウム」
「美味くって栄養付いちまうのは勿論、運動不足解消にストレス発散と来て、その上スリル満点じゃねぇかぁ、サザエさんに追っかけ回されて」
「・・・」
♪
お魚くわえた どらネコ
おぉかけ~て
ハダカで~ 駆けてく
お茶目な 栄螺(サザエ)さん
・・・
(チョビット改変)
♪
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
・
・
・
#516 『一番体に良(い)い食べ物』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #515 『大工仕事』
2017-07-30
#515 『大工仕事』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
ある日・・・
ポチとアリスが仲良くお喋りをしていた。
「ハァ~」
不意にアリスが溜息を吐いた。
不審に思ったポチが理由を聞いた。
「どしたアリス? 溜息なんか吐いて?」
「うん。 それがね。 パパの事なんだ」
「え!? オヤッさんの事?」
「うん」
「オメェのオヤッさんがどした? なんかあったんか?」
「うぅん。 別に何かあったっていう訳じゃないんだヶど・・・」
「なんだその煮え切らない物の言い方は? ハッキリ言ってみな」
「うん。 じゃ、言うね」
「おぅ」
「パパ、定年でお仕事辞めたのポチ知ってるよね」
「おぅ。 勿論知ってるぜ。 それがどうかしたんか?」
「うん。 でね」
「おぅ」
「この頃パパ、な~んか元気ないんだ。 お仕事辞めたら張り合いなくなっちゃったみたいで・・・」
「おぅ。 そんな事かぁ」
「うん」
「それなら、な~んも心配いらねんじゃねぇんか」
「ん!? どして? どしてそう言える?」
「だって、オメェのオヤッさん。 趣味があんじゃんか、ちゃんとした」
「趣味?」
「おぅ」
「パパの趣味って? 大工仕事の事?」
「おぅ。 色々作ってんじゃねぇか。 椅子とかテーブルとか俺様用の俺様部屋(おれさま・べや)とか。 随分張り切って」
「うん。 そうなんだヶど・・・」
「そうなんだヶど?」
「うん。 な~んかパパ。 張り切って作り過ぎちゃってさ。 もうこれ以上作りたい物なくなっちゃったみたいなの」
「ウ~ン。 そうかぁ。 言われてみりゃ、オメェのオヤッさん随分張り切ってたもんなぁ」
「うん。 だから此間(こないだ)、もうこれ以上作る物ないってぼやいてた」
「そんなこたぁねぇ。 まだあるぞ」
「え!? まだ何か作る物あんの?」
「おぅ。 ある」
「何? 何? 教えて教えて」
「あぁ。 教えてやる。 あのよ~」
「うん」
「メェのオヤッさんに取って、人生で一、二を争うぐれぇ大事な物がまだ残ってらぁ」
「え!? 人生で一、二を争う?」
「おぅ。 そんくれぇ超重要なもんがまだ残ってらぁ」
「それって何? 何?」
「それはなぁ。 オメェのオヤッさんのなぁ」
「うん」
「棺桶(かんおけ)だ」
「え!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
・
・
・
#515 『大工仕事』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
ある日・・・
ポチとアリスが仲良くお喋りをしていた。
「ハァ~」
不意にアリスが溜息を吐いた。
不審に思ったポチが理由を聞いた。
「どしたアリス? 溜息なんか吐いて?」
「うん。 それがね。 パパの事なんだ」
「え!? オヤッさんの事?」
「うん」
「オメェのオヤッさんがどした? なんかあったんか?」
「うぅん。 別に何かあったっていう訳じゃないんだヶど・・・」
「なんだその煮え切らない物の言い方は? ハッキリ言ってみな」
「うん。 じゃ、言うね」
「おぅ」
「パパ、定年でお仕事辞めたのポチ知ってるよね」
「おぅ。 勿論知ってるぜ。 それがどうかしたんか?」
「うん。 でね」
「おぅ」
「この頃パパ、な~んか元気ないんだ。 お仕事辞めたら張り合いなくなっちゃったみたいで・・・」
「おぅ。 そんな事かぁ」
「うん」
「それなら、な~んも心配いらねんじゃねぇんか」
「ん!? どして? どしてそう言える?」
「だって、オメェのオヤッさん。 趣味があんじゃんか、ちゃんとした」
「趣味?」
「おぅ」
「パパの趣味って? 大工仕事の事?」
「おぅ。 色々作ってんじゃねぇか。 椅子とかテーブルとか俺様用の俺様部屋(おれさま・べや)とか。 随分張り切って」
「うん。 そうなんだヶど・・・」
「そうなんだヶど?」
「うん。 な~んかパパ。 張り切って作り過ぎちゃってさ。 もうこれ以上作りたい物なくなっちゃったみたいなの」
「ウ~ン。 そうかぁ。 言われてみりゃ、オメェのオヤッさん随分張り切ってたもんなぁ」
「うん。 だから此間(こないだ)、もうこれ以上作る物ないってぼやいてた」
「そんなこたぁねぇ。 まだあるぞ」
「え!? まだ何か作る物あんの?」
「おぅ。 ある」
「何? 何? 教えて教えて」
「あぁ。 教えてやる。 あのよ~」
「うん」
「メェのオヤッさんに取って、人生で一、二を争うぐれぇ大事な物がまだ残ってらぁ」
「え!? 人生で一、二を争う?」
「おぅ。 そんくれぇ超重要なもんがまだ残ってらぁ」
「それって何? 何?」
「それはなぁ。 オメェのオヤッさんのなぁ」
「うん」
「棺桶(かんおけ)だ」
「え!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
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メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#515 『大工仕事』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #514 『カラオケ』
2017-07-30
#514 『カラオケ』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
この頃・・・
ナゼか?
ポチはカラオケに夢中になっていた。
動映アニメ 『ドザえもん』 に出て来る “ジャイアン級” のどら声を張り上げ、悦に入って夢中で歌うのだった。
挙句の果てには、 『娑婆(しゃば)ネットたかた』 から通販で専用マイクまで買い込み、暇さえあれば歌いまくっていた。
酷い時は朝から晩まで、引っ切り無しに歌い続ける始末。
終には、一日(いちんち)中マイクを握り締めたまま放さないという域にまで達していた。
いつ会いに来てもそんな状態のポチ。
コマルがそれを不審に思いアリスに聞いた。
「なぁ、アリス?」
「ん!?」
「この頃、ポチのヤツどうしちまったんだ?」
「カラオケの事?」
「あぁ」
「何でもポチ、今、プロの歌手目指してるんだって?」
「へ~。 プロの歌手を?」
「うん」
「何でまた、急にそんな事?」
「それがね。 この頃ポチ、歌が上手くなったと思い込んでるみたいなの」
「あれでか?」
「うん」
「フ~ン。 あれで上手くなったと思い込めるんか?」
「うん。 そうみたい」
「いつからだ?」
「それがさ。 此間(こないだ)お隣さん家(ち)のね」
「あぁ」
「カナリア捕って食べちゃった日から」
「・・・」
♪
・・・
カナリア~ アイラン~
カナリア~ アイラン~
かーぜも~ 動か~ な~ぁ~い
・・・
♪
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
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・
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#514 『カラオケ』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
この頃・・・
ナゼか?
ポチはカラオケに夢中になっていた。
動映アニメ 『ドザえもん』 に出て来る “ジャイアン級” のどら声を張り上げ、悦に入って夢中で歌うのだった。
挙句の果てには、 『娑婆(しゃば)ネットたかた』 から通販で専用マイクまで買い込み、暇さえあれば歌いまくっていた。
酷い時は朝から晩まで、引っ切り無しに歌い続ける始末。
終には、一日(いちんち)中マイクを握り締めたまま放さないという域にまで達していた。
いつ会いに来てもそんな状態のポチ。
コマルがそれを不審に思いアリスに聞いた。
「なぁ、アリス?」
「ん!?」
「この頃、ポチのヤツどうしちまったんだ?」
「カラオケの事?」
「あぁ」
「何でもポチ、今、プロの歌手目指してるんだって?」
「へ~。 プロの歌手を?」
「うん」
「何でまた、急にそんな事?」
「それがね。 この頃ポチ、歌が上手くなったと思い込んでるみたいなの」
「あれでか?」
「うん」
「フ~ン。 あれで上手くなったと思い込めるんか?」
「うん。 そうみたい」
「いつからだ?」
「それがさ。 此間(こないだ)お隣さん家(ち)のね」
「あぁ」
「カナリア捕って食べちゃった日から」
「・・・」
♪
・・・
カナリア~ アイラン~
カナリア~ アイラン~
かーぜも~ 動か~ な~ぁ~い
・・・
♪
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
・
・
・
#514 『カラオケ』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #513 『宣伝広告』
2017-07-30
#513 『宣伝広告』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
他
ある日・・・
アリスが毎朝新聞社に、新聞広告の掲載申し込みにやって来た。
受付で担当者を呼び出してもらって待っていると、担当者らしき一匹のオスが喜び勇んでやって来た。
ナゼかそのオスは有栖川呑屋コマルだった。
最近の極端な新聞離れの所為(せい)でこの新聞社も相当数のリストラを行ったため、人手(ひとで)の足りなくなった部署は派遣社員や契約社員あるいはアルバイトでその穴を補っていたのだ。
そしてその穴に、タイミング良くコマルが広告部署の契約社員として入っていたのだった。
それでなくても減る一方の新聞広告。
それを依頼希望者がわざわざ出向い来ての契約。
そのためコマルが、揉み手をしながらニコニコしてアリスのいるロビーに姿を現したのだった。
そこで、
「お!?」
コマルがアリスの存在に気付いた。
ナゼなら受付ロビーで待っていたのは、アリスただ一人だったからだった。
コマルがアリスに声を掛けた。
「オゥ! アリス!! アリスじゃねぇか」
「あら!? コマル? どしたの? 何してんのこんな所(とこ)で?」
「あぁ。 オイラ、今、契約社員としてここで働いてんだ。 先週からなんだヶどな。 それよっかアリスこそ何しにここへ? 若(も)しや広告依頼者ってオマエか?」
「うん。 そうだよ。 アタシだよ」
「広告ってなんのだ? まさかオマエの恋人募集広告かなんかじゃねぇだろな?」
「ち、違うよ。 そ、そんなんじゃないよ」
「じゃぁ、なんだ?」
「うん。 アタシの今のアルバイト先の広告だよ」
「おぅ、そうか。 で!? どんな?」
「うん。 まるまる1ページ物で、文面はこんな感じ。 い~ぃ? 言うよ」
「おぅ。 言ってみ」
「うん。 あのね」
「おぅ」
ここでアリスが依頼文面の要旨を語り始めた。
「来たれ大学受験生!? ライバルに差を付けるならここだ!! 本年度合格実績/東大・京大・早慶などの各超難関校1000人以上・・・」
ここまで聞いて、コマルがアリスを遮った。
「チョチョチョ、チョッと待ったー!! 待った待った待ったー! アリスー!! 誇大広告はダメだぜ、誇大広告はよ~」
その時のコマルの表情は、
「駄目ーーー!! 駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
ってセリフが頭の中を駆け巡っている時のようだった。
コマルが続けた。
「そんな広告出すなんて、オマエのアルバイト先って一体どこなんだよ?」
「アタシのお家(うち)の近くだよ」
「オマエん家(ち)の近く?」
「うん」
「オマエん家の近くのどこだよ?」
「うん。 それはね。 コマルも良く知ってるアタシん家の近くのね」
「おぅ」
「天神様」
「え!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
・
・
・
#513 『宣伝広告』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
他
ある日・・・
アリスが毎朝新聞社に、新聞広告の掲載申し込みにやって来た。
受付で担当者を呼び出してもらって待っていると、担当者らしき一匹のオスが喜び勇んでやって来た。
ナゼかそのオスは有栖川呑屋コマルだった。
最近の極端な新聞離れの所為(せい)でこの新聞社も相当数のリストラを行ったため、人手(ひとで)の足りなくなった部署は派遣社員や契約社員あるいはアルバイトでその穴を補っていたのだ。
そしてその穴に、タイミング良くコマルが広告部署の契約社員として入っていたのだった。
それでなくても減る一方の新聞広告。
それを依頼希望者がわざわざ出向い来ての契約。
そのためコマルが、揉み手をしながらニコニコしてアリスのいるロビーに姿を現したのだった。
そこで、
「お!?」
コマルがアリスの存在に気付いた。
ナゼなら受付ロビーで待っていたのは、アリスただ一人だったからだった。
コマルがアリスに声を掛けた。
「オゥ! アリス!! アリスじゃねぇか」
「あら!? コマル? どしたの? 何してんのこんな所(とこ)で?」
「あぁ。 オイラ、今、契約社員としてここで働いてんだ。 先週からなんだヶどな。 それよっかアリスこそ何しにここへ? 若(も)しや広告依頼者ってオマエか?」
「うん。 そうだよ。 アタシだよ」
「広告ってなんのだ? まさかオマエの恋人募集広告かなんかじゃねぇだろな?」
「ち、違うよ。 そ、そんなんじゃないよ」
「じゃぁ、なんだ?」
「うん。 アタシの今のアルバイト先の広告だよ」
「おぅ、そうか。 で!? どんな?」
「うん。 まるまる1ページ物で、文面はこんな感じ。 い~ぃ? 言うよ」
「おぅ。 言ってみ」
「うん。 あのね」
「おぅ」
ここでアリスが依頼文面の要旨を語り始めた。
「来たれ大学受験生!? ライバルに差を付けるならここだ!! 本年度合格実績/東大・京大・早慶などの各超難関校1000人以上・・・」
ここまで聞いて、コマルがアリスを遮った。
「チョチョチョ、チョッと待ったー!! 待った待った待ったー! アリスー!! 誇大広告はダメだぜ、誇大広告はよ~」
その時のコマルの表情は、
「駄目ーーー!! 駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
ってセリフが頭の中を駆け巡っている時のようだった。
コマルが続けた。
「そんな広告出すなんて、オマエのアルバイト先って一体どこなんだよ?」
「アタシのお家(うち)の近くだよ」
「オマエん家(ち)の近く?」
「うん」
「オマエん家の近くのどこだよ?」
「うん。 それはね。 コマルも良く知ってるアタシん家の近くのね」
「おぅ」
「天神様」
「え!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#513 『宣伝広告』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #512 『ドライブ』
2017-07-29
#512 『ドライブ』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
ある日・・・
アリスとコマルが仲良くお喋りをしていた。
アリスが自慢気に言った。
「此間(こないだ)家(うち)ね。 家族でドライブ行ったんだ」
コマルが聞いた。
「どこへ?」
「海」
「フ~ン。 海かぁ」
「うん」
「海はいいよな、特に今は。 最高だぜ」
「うん。 最高だったよ」
「だろうな」
「うん」
「でもな。 実を言うとな。 オイラん家(ち)も、此間(こないだ)家族でドライブ行っちまったんだぜ」
「へ~。 どこへ?」
「山」
「フ~ン。 山かぁ」
「あぁ」
「山もいいよね。 空気澄んでて・・・。 マイナスイオンたっぷりそうだし」
「あぁ。 滝があってな、マイナスイオンたっぷりだったぜ」
「でしょうね」
「あぁ」
「でもね。 海はね。 海だからこそって事ってあるんだよ」
「ん!? 海だからこそって事?」
「うん」
「例えば?」
「うん。 此間(こないだ)行った時ね。 海でね。 ポチ達とみんなで浜辺に穴掘ったんだ。 結構おっきいヤツ」
「フ~ン」
「でね。 そこに上からみ~んなで砂掛けてね、パパ埋めちゃったんだ。 パパも大喜び。 アタシ達も大喜び。 ポチなんか超ノリノリでさ、大はしゃぎしちゃってさ~」
「ヘ~。 穴掘ってオヤジさん埋めたんか?」
「うん」
「そいつぁ、奇遇だな」
「ん!? 何が? 何が奇遇なの?」
「あぁ。 だって、オイラん家(ち)もよ~。 家族で山ん中、穴掘ってよ~」
「うん」
「そこにオヤジ埋めたんだぜ」
「え!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#512 『ドライブ』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
ある日・・・
アリスとコマルが仲良くお喋りをしていた。
アリスが自慢気に言った。
「此間(こないだ)家(うち)ね。 家族でドライブ行ったんだ」
コマルが聞いた。
「どこへ?」
「海」
「フ~ン。 海かぁ」
「うん」
「海はいいよな、特に今は。 最高だぜ」
「うん。 最高だったよ」
「だろうな」
「うん」
「でもな。 実を言うとな。 オイラん家(ち)も、此間(こないだ)家族でドライブ行っちまったんだぜ」
「へ~。 どこへ?」
「山」
「フ~ン。 山かぁ」
「あぁ」
「山もいいよね。 空気澄んでて・・・。 マイナスイオンたっぷりそうだし」
「あぁ。 滝があってな、マイナスイオンたっぷりだったぜ」
「でしょうね」
「あぁ」
「でもね。 海はね。 海だからこそって事ってあるんだよ」
「ん!? 海だからこそって事?」
「うん」
「例えば?」
「うん。 此間(こないだ)行った時ね。 海でね。 ポチ達とみんなで浜辺に穴掘ったんだ。 結構おっきいヤツ」
「フ~ン」
「でね。 そこに上からみ~んなで砂掛けてね、パパ埋めちゃったんだ。 パパも大喜び。 アタシ達も大喜び。 ポチなんか超ノリノリでさ、大はしゃぎしちゃってさ~」
「ヘ~。 穴掘ってオヤジさん埋めたんか?」
「うん」
「そいつぁ、奇遇だな」
「ん!? 何が? 何が奇遇なの?」
「あぁ。 だって、オイラん家(ち)もよ~。 家族で山ん中、穴掘ってよ~」
「うん」
「そこにオヤジ埋めたんだぜ」
「え!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#512 『ドライブ』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #511 『診断』
2017-07-29
#511 『診断』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
香山理科(かやま・りか)・・・陸橋(りっきよう)大学教授 危地害度であの鳩山ポッポ嫁の向こうを張る出自の超怪しい、誰が見ても自身が精神科医に掛る必要のある精神科医(らしい?)
他
ある日・・・
ポチが急に体の具合が悪くなった。
掛り付けの医者に診てもらったが原因不明と診断された。
近くの犬猫病院にも行ってみたがやはり同じだった。
放射能の影響も考えられたためレントゲン検査も受けた。
しか~~~し、
結果は・・・
「無駄ーーー!! 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
に!?
終わった。。。
仕方がないので救急車を呼び、日赤や大学病院の高名な医者に診てもらう事にした。
が!?
その結果もやはり同じだった。
原因不明のままあちこちの病院をたらい回しにされた挙句、最後に搬送されたのはナゼか香山理科(かやな・りか)の病院だった。
理科がポチの体をくまなく調べ尽くした。
そして診断を下した。
「心配ないゎ。 ただのストレスよ。 わたしも前に一度、今のアナタと同じような症状が出て同じ診断を下された事があってね。 でも、すぐに直ったゎ。 だからアナタもあと2、3日もすれば治るでしょ。 一応、お薬出しとくゎね。 ハィ! コレッ!!」
理科に手渡された薬を繁々と見つめ、
「・・・」
ポチは黙っていた。
理科が続けた。
「食後に飲んでね。 1日3回、三日分」
それを聞いても、
「・・・」
ポチはまだ黙ったまま今度はジッと、不審そうな目つきで理科を見ているだけだった。
そんなポチに理科が聞いた。
「あら!? な~に、その目。 アタシが信用出来ないの?」
「・・・」
ポチはまだ黙っていた。
ここで・・・
そのポチの煮え切らない態度に、終に理科が切れた。
「言ったでしょ!! アタシも前に一度、同じような症状で同じ診断を下された事があったって!! だからなんにも心配いらないのよ!!」
これを聞き、初めてポチが喋った。
「ヶど、その診断下した医者はオメェじゃねぇんだろ?」
「え!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#511 『診断』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
香山理科(かやま・りか)・・・陸橋(りっきよう)大学教授 危地害度であの鳩山ポッポ嫁の向こうを張る出自の超怪しい、誰が見ても自身が精神科医に掛る必要のある精神科医(らしい?)
他
ある日・・・
ポチが急に体の具合が悪くなった。
掛り付けの医者に診てもらったが原因不明と診断された。
近くの犬猫病院にも行ってみたがやはり同じだった。
放射能の影響も考えられたためレントゲン検査も受けた。
しか~~~し、
結果は・・・
「無駄ーーー!! 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
に!?
終わった。。。
仕方がないので救急車を呼び、日赤や大学病院の高名な医者に診てもらう事にした。
が!?
その結果もやはり同じだった。
原因不明のままあちこちの病院をたらい回しにされた挙句、最後に搬送されたのはナゼか香山理科(かやな・りか)の病院だった。
理科がポチの体をくまなく調べ尽くした。
そして診断を下した。
「心配ないゎ。 ただのストレスよ。 わたしも前に一度、今のアナタと同じような症状が出て同じ診断を下された事があってね。 でも、すぐに直ったゎ。 だからアナタもあと2、3日もすれば治るでしょ。 一応、お薬出しとくゎね。 ハィ! コレッ!!」
理科に手渡された薬を繁々と見つめ、
「・・・」
ポチは黙っていた。
理科が続けた。
「食後に飲んでね。 1日3回、三日分」
それを聞いても、
「・・・」
ポチはまだ黙ったまま今度はジッと、不審そうな目つきで理科を見ているだけだった。
そんなポチに理科が聞いた。
「あら!? な~に、その目。 アタシが信用出来ないの?」
「・・・」
ポチはまだ黙っていた。
ここで・・・
そのポチの煮え切らない態度に、終に理科が切れた。
「言ったでしょ!! アタシも前に一度、同じような症状で同じ診断を下された事があったって!! だからなんにも心配いらないのよ!!」
これを聞き、初めてポチが喋った。
「ヶど、その診断下した医者はオメェじゃねぇんだろ?」
「え!?」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
・
・
・
#511 『診断』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #510 『言伝(ことづて) -その5-』
2017-07-29
#510 『言伝(ことづて) -その5-』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
神様
閻魔大王
ここで神様が、
「キリッ!!」
ってして、再び話し始めた。
「じゃがなぁ、ポチよ」
「ん!?」
「ワシの目論見(もくろみ)は見事に外れてしもうた」
「え!? 外れた?」
「あぁ、そうじゃ」
「アンタの目論見が? 見事に?」
「あぁ」
「どう外れたんだ?」
「それはじゃなぁ、ポチ」
「お、おぅ」
「アレらの現状を良~く見てみよ。 良~く見れば分かるはずじゃ」
「否、分かんね。 だから聞いてんだ」
「おぉ、そうか。 なら言おう」
「あぁ、頼まぁ」
「ウム。 つまりはあの始末じゃからじゃ」
「え!?」
「まだ、分からんか? あの始末じゃからじゃ」
「あの始末じゃからじゃ?」
「あぁ、そうじゃ。 わざわざあの日本の隣に置いてやったのにも拘らず、あの始末じゃ。 違うか?」
「ウ~ム。 確かに・・・。 あの始末だ」
「じゃろ?」
「うん」
「あの日本の隣に置いてやったにも拘らずあの始末じゃ。 そんなトンスルを天国では良(よ)ぅ扱い切れん。 ムリじゃ」
-ここで作者による解説-
つまりですねぇ。
神様はですねぇ。
こう言いたかったんですね。
「無理ーーー!! 無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
って。。。
-作者による解説終わり-
「じゃからポチよ」
「ん!?」
「帰りにチョッと地獄に寄って閻魔に伝えてくれ」
「何をだ?」
「ウム。 『アレは天国では良ぅ扱い切れん。 ムリじゃ。 じゃから閻魔よ。 頑張るのじゃ』 と」
「お、おぅ。 わ、分かった。 そう伝えとく」
「ウム」
時に、平成24年。
残暑厳しき、8月ある日の出来事であった。
最後にもう一度・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お、さ、ら、い。
アレが天国に行くのは、
「無理ーーー!! 無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
death 。。。
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
・
・
・
『言伝(ことづて) -その1~5-』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
神様
閻魔大王
ここで神様が、
「キリッ!!」
ってして、再び話し始めた。
「じゃがなぁ、ポチよ」
「ん!?」
「ワシの目論見(もくろみ)は見事に外れてしもうた」
「え!? 外れた?」
「あぁ、そうじゃ」
「アンタの目論見が? 見事に?」
「あぁ」
「どう外れたんだ?」
「それはじゃなぁ、ポチ」
「お、おぅ」
「アレらの現状を良~く見てみよ。 良~く見れば分かるはずじゃ」
「否、分かんね。 だから聞いてんだ」
「おぉ、そうか。 なら言おう」
「あぁ、頼まぁ」
「ウム。 つまりはあの始末じゃからじゃ」
「え!?」
「まだ、分からんか? あの始末じゃからじゃ」
「あの始末じゃからじゃ?」
「あぁ、そうじゃ。 わざわざあの日本の隣に置いてやったのにも拘らず、あの始末じゃ。 違うか?」
「ウ~ム。 確かに・・・。 あの始末だ」
「じゃろ?」
「うん」
「あの日本の隣に置いてやったにも拘らずあの始末じゃ。 そんなトンスルを天国では良(よ)ぅ扱い切れん。 ムリじゃ」
-ここで作者による解説-
つまりですねぇ。
神様はですねぇ。
こう言いたかったんですね。
「無理ーーー!! 無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
って。。。
-作者による解説終わり-
「じゃからポチよ」
「ん!?」
「帰りにチョッと地獄に寄って閻魔に伝えてくれ」
「何をだ?」
「ウム。 『アレは天国では良ぅ扱い切れん。 ムリじゃ。 じゃから閻魔よ。 頑張るのじゃ』 と」
「お、おぅ。 わ、分かった。 そう伝えとく」
「ウム」
時に、平成24年。
残暑厳しき、8月ある日の出来事であった。
最後にもう一度・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お、さ、ら、い。
アレが天国に行くのは、
「無理ーーー!! 無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
death 。。。
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
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メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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『言伝(ことづて) -その1~5-』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #509 『言伝(ことづて) -その4-』
2017-07-29
#509 『言伝(ことづて) -その4-』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
神様
閻魔大王
「まぁ、そういう事じゃ」
神様が、ばつの悪さを適当に誤魔化そうとして意味のない事を言った。
「ち。 しようがねぇヤッちゃなぁ、アンタも随分とまぁ・・・」
「まぁ、良いではないか、ポチ。 多少の事には目を瞑(つむ)るのじゃ」
「しっかし、アレがジョークだったとはな」
「あぁ、そうじゃ。 アレがジョークだったんじゃ」
「なら、日本の隣になんで南トンスル置いたんだ?」
「それはじゃな、ポチ」
「おぅ」
「実を言うとじゃのぅ」
「おぅ」
「アレがマトモナ人間になるよう、日本に感化させるためだったのじゃ」
「お!? か、ん、か、かぁ」
「あぁ。 そうじゃ」
「南トンスルを感化か?」
「ウム」
「そういう事だったんかぁ」
「あぁ、そうじゃ」
「なるほどな。 それ聞いて納得だぁ」
「じゃろ?」
「おぅ。 確かにアレの感化は日本じゃなきゃな。 他じゃムリだ」
「ウム」
「やっぱ、アンタは神様だった。 てーしたもんだぜ。 よ!? 神様!!」
「テヘッ」
「ん!? 神様も照れるんか?」
「まぁな」
「疲労の文字はねぇのにな」
「ウ!?」
「フ~ン」
「な、なんじゃその目は?」
「否、別に」
「・・・」
再びばつが悪くなり、またまた神様は黙った。
「・・・」
ポチもそれに付き合うように黙っていた。
つづく
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
神様
閻魔大王
「まぁ、そういう事じゃ」
神様が、ばつの悪さを適当に誤魔化そうとして意味のない事を言った。
「ち。 しようがねぇヤッちゃなぁ、アンタも随分とまぁ・・・」
「まぁ、良いではないか、ポチ。 多少の事には目を瞑(つむ)るのじゃ」
「しっかし、アレがジョークだったとはな」
「あぁ、そうじゃ。 アレがジョークだったんじゃ」
「なら、日本の隣になんで南トンスル置いたんだ?」
「それはじゃな、ポチ」
「おぅ」
「実を言うとじゃのぅ」
「おぅ」
「アレがマトモナ人間になるよう、日本に感化させるためだったのじゃ」
「お!? か、ん、か、かぁ」
「あぁ。 そうじゃ」
「南トンスルを感化か?」
「ウム」
「そういう事だったんかぁ」
「あぁ、そうじゃ」
「なるほどな。 それ聞いて納得だぁ」
「じゃろ?」
「おぅ。 確かにアレの感化は日本じゃなきゃな。 他じゃムリだ」
「ウム」
「やっぱ、アンタは神様だった。 てーしたもんだぜ。 よ!? 神様!!」
「テヘッ」
「ん!? 神様も照れるんか?」
「まぁな」
「疲労の文字はねぇのにな」
「ウ!?」
「フ~ン」
「な、なんじゃその目は?」
「否、別に」
「・・・」
再びばつが悪くなり、またまた神様は黙った。
「・・・」
ポチもそれに付き合うように黙っていた。
つづく
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #508 『言伝(ことづて) -その3-』
2017-07-29
#508 『言伝(ことづて) -その3-』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
神様
閻魔大王
「『もう、これ以上、地獄ではトンスルを扱いきれん。 天国でも少し手伝ってくれ』 だ」
と、ポチが神様に言った。
これが、ポチが閻魔大王に頼まれた神様への言伝(ことづて)だった。
「ヌ!? 天国でも?」
神様はチョッと驚いた。
「あぁ、そうだ。 天国でもだ」
「アレをか?」
「あぁ。 アレをだ」
「フ~ン。 なるほどな。 そういう事か」
「おぅ。 そういう事だ」
「そうか。 分かった」
「分かってくれたか?」
「あぁ、分かった。 良ぅ分かった」
「じゃぁ、手伝ってやってくれるんか?」
「ウム。 それはじゃなぁ、ポチ」
「ん!?」
「ムリじゃ!!」
「へ!? ムリ?」
「あぁ、ムリじゃ。 ここではムリじゃ」
「『ここではムリじゃ』 って・・・」
「アレはここではムリなんじゃ。 じゃからポチよ。 帰りにチョッと地獄に寄って閻魔にそう伝えてくれ。 アレはここではムリじゃと」
「何でだ?」
「決まっておる」
「・・・」
「分からんか?」
「お、おぅ。 分かんね」
「ウム。 では聞く。 南トンスルの隣には何がある」
「日本だ」
「あぁ、そうじゃ」
「だから何だ?」
「まだ、分からんか?」
「あぁ。 分かんね」
「そうか。 なら、言ぅてやろう」
「お、おぅ。 た、頼まぁ」
「ウム。 じゃが、これから話す事は極めて重大な事じゃ。 じゃからポチよ、心して聞くのじゃぞ。 良いな」
「お、おぅ」
「ウム。 それはではのぅ、ポチ」
「お、おぅ」
「南トンスルの現状を良~く見るのじゃ」
「南トンスルの現状を?」
「そうじゃ」
「良~く見る?」
「ウム」
「良~く見るって、どう見りゃいんだ?」
「ウム。 それが分からんようなら、くどいようだがもう一度聞く」
「おぅ」
「南トンスルの隣には何がある?」
「日本」
「ウム。 その通りじゃ」
「じゃがナゼ、このワシがアレを日本の隣に置いたか分かるか」
「ジョークで」(#503 『ジョーク ①』 http://00comaru.blog.fc2.com/blog-entry-3862.html 参照)
「い、否。 そ、それは違う」
ポチの鋭い指摘に神様がチョッと取り乱した。
「でも、此間(こないだ)そう言ってたじゃねぇか。 日本の隣に南トンスル置いたのはジョークだって」
「い、否。 あ、あれは・・・。 あれがジョークだったんじゃ」
「え!? あれがジョークだった」
「そ、そうじゃ。 ジョ、ジョークと言ったのがジョークだったんじゃ」
「ジョークと言ったのがジョークだぁ?」
「あ、あぁ。 そ、そうじゃ」
「『あ、あぁ。 そ、そうじゃ』 って、随分とまぁいい加減な事を・・・。 神様のクセに・・・」
「ウッ!?」
ポチに痛い所を突かれ、一瞬、神様はうろたえた。
「アンタ神様だろ~?」
「い、いや~。 ま~。 その~。 な、なんというか~、その~。 汗汗」
「・・・」
「まぁ。 良いではないか、ポチ。 そう固い事を言うでない」
「そう固い事をって・・・」
「・・・」
ここで神様は言葉に詰まって黙った。
「・・・」
これを受け、ポチも黙った。
つづく
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
神様
閻魔大王
「『もう、これ以上、地獄ではトンスルを扱いきれん。 天国でも少し手伝ってくれ』 だ」
と、ポチが神様に言った。
これが、ポチが閻魔大王に頼まれた神様への言伝(ことづて)だった。
「ヌ!? 天国でも?」
神様はチョッと驚いた。
「あぁ、そうだ。 天国でもだ」
「アレをか?」
「あぁ。 アレをだ」
「フ~ン。 なるほどな。 そういう事か」
「おぅ。 そういう事だ」
「そうか。 分かった」
「分かってくれたか?」
「あぁ、分かった。 良ぅ分かった」
「じゃぁ、手伝ってやってくれるんか?」
「ウム。 それはじゃなぁ、ポチ」
「ん!?」
「ムリじゃ!!」
「へ!? ムリ?」
「あぁ、ムリじゃ。 ここではムリじゃ」
「『ここではムリじゃ』 って・・・」
「アレはここではムリなんじゃ。 じゃからポチよ。 帰りにチョッと地獄に寄って閻魔にそう伝えてくれ。 アレはここではムリじゃと」
「何でだ?」
「決まっておる」
「・・・」
「分からんか?」
「お、おぅ。 分かんね」
「ウム。 では聞く。 南トンスルの隣には何がある」
「日本だ」
「あぁ、そうじゃ」
「だから何だ?」
「まだ、分からんか?」
「あぁ。 分かんね」
「そうか。 なら、言ぅてやろう」
「お、おぅ。 た、頼まぁ」
「ウム。 じゃが、これから話す事は極めて重大な事じゃ。 じゃからポチよ、心して聞くのじゃぞ。 良いな」
「お、おぅ」
「ウム。 それはではのぅ、ポチ」
「お、おぅ」
「南トンスルの現状を良~く見るのじゃ」
「南トンスルの現状を?」
「そうじゃ」
「良~く見る?」
「ウム」
「良~く見るって、どう見りゃいんだ?」
「ウム。 それが分からんようなら、くどいようだがもう一度聞く」
「おぅ」
「南トンスルの隣には何がある?」
「日本」
「ウム。 その通りじゃ」
「じゃがナゼ、このワシがアレを日本の隣に置いたか分かるか」
「ジョークで」(#503 『ジョーク ①』 http://00comaru.blog.fc2.com/blog-entry-3862.html 参照)
「い、否。 そ、それは違う」
ポチの鋭い指摘に神様がチョッと取り乱した。
「でも、此間(こないだ)そう言ってたじゃねぇか。 日本の隣に南トンスル置いたのはジョークだって」
「い、否。 あ、あれは・・・。 あれがジョークだったんじゃ」
「え!? あれがジョークだった」
「そ、そうじゃ。 ジョ、ジョークと言ったのがジョークだったんじゃ」
「ジョークと言ったのがジョークだぁ?」
「あ、あぁ。 そ、そうじゃ」
「『あ、あぁ。 そ、そうじゃ』 って、随分とまぁいい加減な事を・・・。 神様のクセに・・・」
「ウッ!?」
ポチに痛い所を突かれ、一瞬、神様はうろたえた。
「アンタ神様だろ~?」
「い、いや~。 ま~。 その~。 な、なんというか~、その~。 汗汗」
「・・・」
「まぁ。 良いではないか、ポチ。 そう固い事を言うでない」
「そう固い事をって・・・」
「・・・」
ここで神様は言葉に詰まって黙った。
「・・・」
これを受け、ポチも黙った。
つづく
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #507 『言伝(ことづて) -その2-』
2017-07-29
#507 『言伝(ことづて) -その2-』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
神様
閻魔大王
「実はな、神様」
「ウム」
「俺様、今日。 ここへは閻魔さんに言伝(ことづて)頼まれて来たんだ」
「ん!? 何? 閻魔の言伝じゃと?」
「あぁ、そうだ」
「で!? その閻魔の言伝とは?」
「あぁ。 それなんだヶどな」
「ウム」
「こないだ地獄に遊びに行った時なんだヶどもよ~」
「フム」
「閻魔さん。 ゲッソリ痩せこけちまっててな。 見る影もねぇんだ。 頬はゲッソリ、あばらは見え見え。 まるで断食明けのお釈迦さんみてぇに」
「え!? 閻魔が!? あの閻魔がか、布袋腹(ほてい・ばら)の?」
「おぅ。 あの布袋腹(ほてい・ばら)の閻魔さんがだ」
「そりゃ又、どうして?」
「おぅ。 俺様も気になってな。 聞いてみたんだ」
「フムフム」
「そしたらな。 閻魔さんが言うにはな」
「ウム。 閻魔が言うには?」
「あぁ。 閻魔さんが言うにはな。 この頃、南トンスルで自殺者が激増して地獄は地獄のような忙しさなんだと」
「ホゥ~」
「んでもって、寝てる暇もねぇらしい」
「フ~ン」
「で!? 俺様、言伝頼まれちまったって訳だ。 アンタに。 閻魔さんから」
「ホゥ~。 そういう事か?」
「あぁ」
「で!? その言伝とやらは?」
「おぅ。 その言伝はな」
「ウム」
ここで、ポチが閻魔大王に頼まれた神様への言伝を語り始めた。
つづく
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
神様
閻魔大王
「実はな、神様」
「ウム」
「俺様、今日。 ここへは閻魔さんに言伝(ことづて)頼まれて来たんだ」
「ん!? 何? 閻魔の言伝じゃと?」
「あぁ、そうだ」
「で!? その閻魔の言伝とは?」
「あぁ。 それなんだヶどな」
「ウム」
「こないだ地獄に遊びに行った時なんだヶどもよ~」
「フム」
「閻魔さん。 ゲッソリ痩せこけちまっててな。 見る影もねぇんだ。 頬はゲッソリ、あばらは見え見え。 まるで断食明けのお釈迦さんみてぇに」
「え!? 閻魔が!? あの閻魔がか、布袋腹(ほてい・ばら)の?」
「おぅ。 あの布袋腹(ほてい・ばら)の閻魔さんがだ」
「そりゃ又、どうして?」
「おぅ。 俺様も気になってな。 聞いてみたんだ」
「フムフム」
「そしたらな。 閻魔さんが言うにはな」
「ウム。 閻魔が言うには?」
「あぁ。 閻魔さんが言うにはな。 この頃、南トンスルで自殺者が激増して地獄は地獄のような忙しさなんだと」
「ホゥ~」
「んでもって、寝てる暇もねぇらしい」
「フ~ン」
「で!? 俺様、言伝頼まれちまったって訳だ。 アンタに。 閻魔さんから」
「ホゥ~。 そういう事か?」
「あぁ」
「で!? その言伝とやらは?」
「おぅ。 その言伝はな」
「ウム」
ここで、ポチが閻魔大王に頼まれた神様への言伝を語り始めた。
つづく
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #506 『言伝(ことづて) -その1-』
2017-07-29
#506 『言伝(ことづて) -その1-』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
神様
ある日・・・
「オ~ィ! 神様ー!! いるか~?」
ポチが天国に遊びに来た。
「おぅおぅ、ポチかぁ。 良(よ)ぅ参(まい)った、良ぅ参った」
そう言いながら上機嫌で神様が神殿の中から出て来た。
その神様の姿を見てポチが挨拶した。
「おぅ。 神様。 久しぶりだぜ」
「ウム。 そうじゃな。 確かに」
「元気だったかぁ?」
「あぁ。 勿論じゃ。 これ、この通り」
そう言って神様が胸を張った。
それを見てポチが聞いた。
「フ~ン。 随分と又、威勢がいいじゃねぇか」
「まぁな」
「神様って、くたびれたって事ねぇのか?」
「あぁ、ない。 神の辞書に疲労の文字などない。 キリッ!! ナンチャッテナンチャッテナンチャッテ」
「フ~ン。 疲労の文字はねぇのか?」
「あぁ。 当然じゃ。 何せここは天国じゃからのぅ」
「そっかー。 天国には疲労の文字はねぇのかぁ」
「あぁ、そうじゃ。 ない」
「地獄にはあんのにな」
「え!? 地獄にはある?」
「おぅ。 地獄にはな」
「・・・」
「実は、今日。 ここ来たのには理由(わけ)があんだ」
「ん!? 理由?」
「おぅ」
「なんじゃ? その理由とは?」
「おぅ。 他でもねぇ。 実はな、神様」
「ウム」
そう言って、ポチがその日天国に来た理由(わけ)を話し始めた。
つづく
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
神様
ある日・・・
「オ~ィ! 神様ー!! いるか~?」
ポチが天国に遊びに来た。
「おぅおぅ、ポチかぁ。 良(よ)ぅ参(まい)った、良ぅ参った」
そう言いながら上機嫌で神様が神殿の中から出て来た。
その神様の姿を見てポチが挨拶した。
「おぅ。 神様。 久しぶりだぜ」
「ウム。 そうじゃな。 確かに」
「元気だったかぁ?」
「あぁ。 勿論じゃ。 これ、この通り」
そう言って神様が胸を張った。
それを見てポチが聞いた。
「フ~ン。 随分と又、威勢がいいじゃねぇか」
「まぁな」
「神様って、くたびれたって事ねぇのか?」
「あぁ、ない。 神の辞書に疲労の文字などない。 キリッ!! ナンチャッテナンチャッテナンチャッテ」
「フ~ン。 疲労の文字はねぇのか?」
「あぁ。 当然じゃ。 何せここは天国じゃからのぅ」
「そっかー。 天国には疲労の文字はねぇのかぁ」
「あぁ、そうじゃ。 ない」
「地獄にはあんのにな」
「え!? 地獄にはある?」
「おぅ。 地獄にはな」
「・・・」
「実は、今日。 ここ来たのには理由(わけ)があんだ」
「ん!? 理由?」
「おぅ」
「なんじゃ? その理由とは?」
「おぅ。 他でもねぇ。 実はな、神様」
「ウム」
そう言って、ポチがその日天国に来た理由(わけ)を話し始めた。
つづく
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #505 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画第5弾!! 『 The 痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事/ジャガイモ』
2017-07-29
#505 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画第5弾!! 『 The 痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事/ジャガイモ』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
痛身憲一(いたみ・けんいち)・・・当ブログ『相方』シリーズの超主役 警視庁捜査一課の熱血鬼刑事 愛称/イタミン
芹沢刑事(せりざわ・けいじ)・・・痛身の後輩刑事でオマケ1号
二浦信輔(にうら・しんすけ)・・・痛身の同僚刑事でオマケ2号
ある日・・・
ご存じ、警視庁捜査一課にアリスが訪ねて来た。
当ブログ管理人、有栖川呑屋コマルの件でだった。
これに当ブログ 『相方』 の超ー! 主役!!
我らがあの痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事が対応した。
アリスが痛身に言った。
「三日前の出来事なんですヶどぉ」
「ん!? 三日前?」
「はい」
「三日前、どうかしたのか?」
「はい。 それがその~。 コマルがぁ」
「え!? コマル?」
「はい。 有栖川呑屋コマルです」
「ち。 ま~た、アイツかぁ」
「はい」
「で!? ヤツがどうしたって?」
「はい。 三日前、北海道の親戚から取れたてのジャガイモ送ってもらったんです」
「フムフム」
「で!? ジャガバター作ろうと思って冷蔵庫ん中見たら、バター切れてて」
「フムフム」
「たまたま遊びに来てたコマルに、近くのスーパーにバター買いに行ってもらったんです」
「フムフム」
「そしたらそれ以来、コマル、ズッ~っと帰ってこなくって・・・。 で!? どうしたらいいかなって思って・・・」
「な~んだ、そんな事か」
「は、はい」
「だったら何も思い悩む事はない」
「なら、どうしたら・・・」
「ジャガバター止めて粉(こ)ふき芋にすりゃいい」
「え!?」
ここでこのやり取りを横で見ていた芹沢、二浦のオマケコンビが嘴(くちばし)を入れて来た。
「新鮮なジャガイモなら、天ぷらにしても美味(おい)しいっすよ」
「え!? そ、そうじゃなくってコマルが・・・」
「味噌汁ん中入れても美味(うま)いよな、ジャガイモは」
「え!? だ、だからコマルが・・・」
最後に・・・
痛身がキリッてしてこう締めた。
「要するにどう料理してもジャガイモは美味(うま)い!!」
「・・・」(アリス)
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
・
・
・
505 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画第5弾!! 『 The 痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事/ジャガイモ』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
田原アリス・・・ポチの飼い主
有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人
痛身憲一(いたみ・けんいち)・・・当ブログ『相方』シリーズの超主役 警視庁捜査一課の熱血鬼刑事 愛称/イタミン
芹沢刑事(せりざわ・けいじ)・・・痛身の後輩刑事でオマケ1号
二浦信輔(にうら・しんすけ)・・・痛身の同僚刑事でオマケ2号
ある日・・・
ご存じ、警視庁捜査一課にアリスが訪ねて来た。
当ブログ管理人、有栖川呑屋コマルの件でだった。
これに当ブログ 『相方』 の超ー! 主役!!
我らがあの痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事が対応した。
アリスが痛身に言った。
「三日前の出来事なんですヶどぉ」
「ん!? 三日前?」
「はい」
「三日前、どうかしたのか?」
「はい。 それがその~。 コマルがぁ」
「え!? コマル?」
「はい。 有栖川呑屋コマルです」
「ち。 ま~た、アイツかぁ」
「はい」
「で!? ヤツがどうしたって?」
「はい。 三日前、北海道の親戚から取れたてのジャガイモ送ってもらったんです」
「フムフム」
「で!? ジャガバター作ろうと思って冷蔵庫ん中見たら、バター切れてて」
「フムフム」
「たまたま遊びに来てたコマルに、近くのスーパーにバター買いに行ってもらったんです」
「フムフム」
「そしたらそれ以来、コマル、ズッ~っと帰ってこなくって・・・。 で!? どうしたらいいかなって思って・・・」
「な~んだ、そんな事か」
「は、はい」
「だったら何も思い悩む事はない」
「なら、どうしたら・・・」
「ジャガバター止めて粉(こ)ふき芋にすりゃいい」
「え!?」
ここでこのやり取りを横で見ていた芹沢、二浦のオマケコンビが嘴(くちばし)を入れて来た。
「新鮮なジャガイモなら、天ぷらにしても美味(おい)しいっすよ」
「え!? そ、そうじゃなくってコマルが・・・」
「味噌汁ん中入れても美味(うま)いよな、ジャガイモは」
「え!? だ、だからコマルが・・・」
最後に・・・
痛身がキリッてしてこう締めた。
「要するにどう料理してもジャガイモは美味(うま)い!!」
「・・・」(アリス)
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
・
・
・
505 我らがイタミン緊急熱血ーーー! 応援企画第5弾!! 『 The 痛身憲一(いたみ・けんいち)刑事/ジャガイモ』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #504 『ジョーク ②』
2017-07-29
#504 『ジョーク ②』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
神様
ある日・・・
ポチと神様が仲良くお喋りをしていた。
「な~。 神様~」
「ん!? なんじゃ、ポチ?」
「俺様、いっつも思うんだヶどもよ」
「ん!? 何をじゃ?」
「おぅ。 それがな」
「ウム」
「この宇宙創ったのって・・・。 アンタだよな」
「あぁ、そうじゃ。 このワシじゃ」
「この世界造ったのもアンタだよな」
「あぁ、そうじゃ。 それもワシじゃ」
「当然、そん中に住んでる人間作ったのもアンタだよな」
「その通り。 ワシじゃ」
「だったら、日本の国会議員生み出したのもアンタか?」
「勿論じゃ」
「なんで又、あ~んなおかしな連中を・・・?」
「それはじゃな、ポチ」
「おぅ」
「それは日本が余りにも恵まれ過ぎておるからじゃ」
「だ、だってよ。 それなら隣に南トンスル置いてバランス取ったって、此間(こないだ)言ってたじゃねぇか。 だろ~」
「ウム。 その通りじゃ」
「だったら、ナゼ?」
「それはの~」
「ん!?」
「それはの~、ポチ」
「お、おぅ」
「ジョークじゃ」
「え!?」
「ジョークだったのじゃ。 ワシにしか出来ん。 あんな者達を作ったのは」
「・・・」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
・
・
・
#504 『ジョーク ②』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
神様
ある日・・・
ポチと神様が仲良くお喋りをしていた。
「な~。 神様~」
「ん!? なんじゃ、ポチ?」
「俺様、いっつも思うんだヶどもよ」
「ん!? 何をじゃ?」
「おぅ。 それがな」
「ウム」
「この宇宙創ったのって・・・。 アンタだよな」
「あぁ、そうじゃ。 このワシじゃ」
「この世界造ったのもアンタだよな」
「あぁ、そうじゃ。 それもワシじゃ」
「当然、そん中に住んでる人間作ったのもアンタだよな」
「その通り。 ワシじゃ」
「だったら、日本の国会議員生み出したのもアンタか?」
「勿論じゃ」
「なんで又、あ~んなおかしな連中を・・・?」
「それはじゃな、ポチ」
「おぅ」
「それは日本が余りにも恵まれ過ぎておるからじゃ」
「だ、だってよ。 それなら隣に南トンスル置いてバランス取ったって、此間(こないだ)言ってたじゃねぇか。 だろ~」
「ウム。 その通りじゃ」
「だったら、ナゼ?」
「それはの~」
「ん!?」
「それはの~、ポチ」
「お、おぅ」
「ジョークじゃ」
「え!?」
「ジョークだったのじゃ。 ワシにしか出来ん。 あんな者達を作ったのは」
「・・・」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
・
・
・
#504 『ジョーク ②』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #503 『ジョーク ①』
2017-07-29
#503 『ジョーク ①』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
神様
ある日・・・
ポチと神様が仲良くお喋りをしていた。
「な~。 神様~」
「ん!? なんじゃ、ポチ?」
「俺様、いっつも思うんだヶどもよ」
「ん!? 何をじゃ?」
「おぅ。 それがな」
「ウム」
「この宇宙創ったのって・・・。 アンタだよな」
「あぁ、そうじゃ。 このワシじゃ」
「この世界造ったのもアンタだよな」
「あぁ、そうじゃ。 それもワシじゃ」
「当然、そん中に住んでる人間作ったのもアンタだよな」
「その通り。 ワシじゃ」
「だったら、日本の隣に南トンスル置いたのもアンタか?」
「勿論じゃ」
「それなんだよな。 俺様いっつも不思議に思うの」
「ん!? そりゃ又、どういう事じゃ?」
「否、な。 な~んで又、日本の隣にあんな物(もん)を、ってな」
「その訳、知りたいか?」
「おぅ。 勿論(もちろん)」
「ウム。 なら、教えてやろう。 それはじゃな」
「おぅ」
「実を申すとじゃな」
「おぅ」
「日本は失敗作だったのじゃ」
「え!? 日本は失敗作?」
「そうじゃ」
「そりゃ又、どういうこったぁ?」
「ウム。 それはじゃなぁ、ポチ」
「おぅ」
「考えてもみよ」
「ん!? 何をだぁ?」
「日本の現実じゃ」
「日本の現実?」
「そうじゃ。 あの豊かな自然に美しい国土。 豊富な海の幸に山の幸」
「フムフム」
「その上その中に住む者は皆、優秀勤勉な働き者と来て、他に類を見ない民度の高さを持っておると来る」
「フムフム」
「日本とはそんな国じゃ。 違うか?」
「否、そん通りだ」
「じゃろ?」
「おぅ。 でもよ~。 それのどこが一体、失敗作なんだぁ?」
「それなんじゃがな」
「おぅ」
「他と比べたら、余りにも出来過ぎだとは思わんか?」
「お、おぅ。 思う。 思うぜ。 確かにそう思う」
「だからじゃ。 だから失敗作なんじゃ。 余りにも良く創り過ぎてしもうたからな」
そう言ってから、
「かかかかか」
神様は高笑いをした。
「でも、それと日本の隣に南トンスル置いたのとどういう関係があんだ?」
「あぁ。 それはじゃな」
「おぅ」
「それは~、のぅ」
「おぅ」
「ジョークじゃ」
「え!?」
「ワシにしか出来んジョークじゃ。 他とのバランスをとるためのな。 いかに日本が素晴らし過ぎるとはいえ、流石にアレを隣に置けば他と大して変わらんようになる。 だからじゃ」
ここで再び、神様は高笑いをした。
「かかかかか」
って。。。
「・・・」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
・
・
・
#503 『ジョーク ①』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
神様
ある日・・・
ポチと神様が仲良くお喋りをしていた。
「な~。 神様~」
「ん!? なんじゃ、ポチ?」
「俺様、いっつも思うんだヶどもよ」
「ん!? 何をじゃ?」
「おぅ。 それがな」
「ウム」
「この宇宙創ったのって・・・。 アンタだよな」
「あぁ、そうじゃ。 このワシじゃ」
「この世界造ったのもアンタだよな」
「あぁ、そうじゃ。 それもワシじゃ」
「当然、そん中に住んでる人間作ったのもアンタだよな」
「その通り。 ワシじゃ」
「だったら、日本の隣に南トンスル置いたのもアンタか?」
「勿論じゃ」
「それなんだよな。 俺様いっつも不思議に思うの」
「ん!? そりゃ又、どういう事じゃ?」
「否、な。 な~んで又、日本の隣にあんな物(もん)を、ってな」
「その訳、知りたいか?」
「おぅ。 勿論(もちろん)」
「ウム。 なら、教えてやろう。 それはじゃな」
「おぅ」
「実を申すとじゃな」
「おぅ」
「日本は失敗作だったのじゃ」
「え!? 日本は失敗作?」
「そうじゃ」
「そりゃ又、どういうこったぁ?」
「ウム。 それはじゃなぁ、ポチ」
「おぅ」
「考えてもみよ」
「ん!? 何をだぁ?」
「日本の現実じゃ」
「日本の現実?」
「そうじゃ。 あの豊かな自然に美しい国土。 豊富な海の幸に山の幸」
「フムフム」
「その上その中に住む者は皆、優秀勤勉な働き者と来て、他に類を見ない民度の高さを持っておると来る」
「フムフム」
「日本とはそんな国じゃ。 違うか?」
「否、そん通りだ」
「じゃろ?」
「おぅ。 でもよ~。 それのどこが一体、失敗作なんだぁ?」
「それなんじゃがな」
「おぅ」
「他と比べたら、余りにも出来過ぎだとは思わんか?」
「お、おぅ。 思う。 思うぜ。 確かにそう思う」
「だからじゃ。 だから失敗作なんじゃ。 余りにも良く創り過ぎてしもうたからな」
そう言ってから、
「かかかかか」
神様は高笑いをした。
「でも、それと日本の隣に南トンスル置いたのとどういう関係があんだ?」
「あぁ。 それはじゃな」
「おぅ」
「それは~、のぅ」
「おぅ」
「ジョークじゃ」
「え!?」
「ワシにしか出来んジョークじゃ。 他とのバランスをとるためのな。 いかに日本が素晴らし過ぎるとはいえ、流石にアレを隣に置けば他と大して変わらんようになる。 だからじゃ」
ここで再び、神様は高笑いをした。
「かかかかか」
って。。。
「・・・」
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
・
・
・
・
#503 『ジョーク ①』 お・す・ま・ひ
進撃のポチ( Counter-attack of POCUI ) #502 『 The 汚面智昭(おづら・ともあき)/真相』
2017-07-29
#502 『 The 汚面智昭(おづら・ともあき)/真相』
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
汚面智昭(おづら・ともあき)・・・ハゲの芸なしお笑い芸人 典型的電波芸者
中野皆殺死(なかの・みなごろし)・・・今は単なるオバハンだが、デビューしたての頃はまるで少女漫画の主人公を思わせるような超ーーー!! 綺麗カワユかった元・不治テレビ女子アナ 但し、性格は悪い(らしい)
先日・・・
我らがあのお茶目なハゲ、汚面智昭(おづら・ともあき)の看板番組 『どくダネ!』 のアシスタントの女子アナ界切っての美人アナウンサー、中野皆殺死(なかの・ななごろし)が、 『どくダネ!』 を降りた。
一応、結婚のためと報道された。
が!?
それは真実ではなかった。
そして今!?
その真相が終に!?
明らかとなった。
その真相とは・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こうだ!!!!!
ある日・・・
番組打ち合わせ中、中野皆殺死(なかの・みなごろし)が不覚にも、
「ハッ、ハッ、ハッ、ハック、ショーーーン!!」
くしゃみをしてしまった。
それも汚面の目の前で。
瞬間・・・
汚面が激怒した。
興奮して皆殺死(みなごろし)を怒鳴り付けた。
「バッ、バッ、バッ、バッカ、ヤローーーーー!!!!! おっ、おっ、おっ、俺の前でくしゃみをするなと何回言ったら分かるんだーーーーー!!!!!」
「す、済みません」
「すっ、すっ、すっ、済みませんで済むかー! このバカ女ー!! オッ、オッ、オッ、オマエの鼻息でー! オッ、オッ、オッ、オマエの鼻息で鼻息で鼻息でーーー!! おっ、おっ、おっ、俺の髪の毛が抜けたらどうするーーーーー!!!!!」
これを聞き、チョッとイラっと来た皆殺死が横を向き、小声でボソッと呟いた。
「ち。 そんな事で抜けるほどねぇじゃねぇか」
って。
ところが、運悪くそれが汚面の耳に入ってしまった。
顔面を真っ赤にして、汚面がスタジオ中に響き渡る大声で怒鳴りまくった。
「こっ、こっ、こっ、このアマーーーーー!!!!! オッ、オッ、オッ、オマエは首だーーーーー!!!!! オッ、オッ、オッ、オマエは首だ首だ首だーーーーー!!!!! ばっ、ばっ、ばっ、番組を降りろーーーーー!!!!!」
と!?
まぁ。
こ、れ、が、
真相だったのです。
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
・
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#502 『 The 汚面智昭(おづら・ともあき)/真相』 お・す・ま・ひ
【登場人物】
ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ
汚面智昭(おづら・ともあき)・・・ハゲの芸なしお笑い芸人 典型的電波芸者
中野皆殺死(なかの・みなごろし)・・・今は単なるオバハンだが、デビューしたての頃はまるで少女漫画の主人公を思わせるような超ーーー!! 綺麗カワユかった元・不治テレビ女子アナ 但し、性格は悪い(らしい)
先日・・・
我らがあのお茶目なハゲ、汚面智昭(おづら・ともあき)の看板番組 『どくダネ!』 のアシスタントの女子アナ界切っての美人アナウンサー、中野皆殺死(なかの・ななごろし)が、 『どくダネ!』 を降りた。
一応、結婚のためと報道された。
が!?
それは真実ではなかった。
そして今!?
その真相が終に!?
明らかとなった。
その真相とは・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こうだ!!!!!
ある日・・・
番組打ち合わせ中、中野皆殺死(なかの・みなごろし)が不覚にも、
「ハッ、ハッ、ハッ、ハック、ショーーーン!!」
くしゃみをしてしまった。
それも汚面の目の前で。
瞬間・・・
汚面が激怒した。
興奮して皆殺死(みなごろし)を怒鳴り付けた。
「バッ、バッ、バッ、バッカ、ヤローーーーー!!!!! おっ、おっ、おっ、俺の前でくしゃみをするなと何回言ったら分かるんだーーーーー!!!!!」
「す、済みません」
「すっ、すっ、すっ、済みませんで済むかー! このバカ女ー!! オッ、オッ、オッ、オマエの鼻息でー! オッ、オッ、オッ、オマエの鼻息で鼻息で鼻息でーーー!! おっ、おっ、おっ、俺の髪の毛が抜けたらどうするーーーーー!!!!!」
これを聞き、チョッとイラっと来た皆殺死が横を向き、小声でボソッと呟いた。
「ち。 そんな事で抜けるほどねぇじゃねぇか」
って。
ところが、運悪くそれが汚面の耳に入ってしまった。
顔面を真っ赤にして、汚面がスタジオ中に響き渡る大声で怒鳴りまくった。
「こっ、こっ、こっ、このアマーーーーー!!!!! オッ、オッ、オッ、オマエは首だーーーーー!!!!! オッ、オッ、オッ、オマエは首だ首だ首だーーーーー!!!!! ばっ、ばっ、ばっ、番組を降りろーーーーー!!!!!」
と!?
まぁ。
こ、れ、が、
真相だったのです。
ピュ~~~~~~~~~~
ピーピー ヒャララ ピー ヒャララ~
ドドンガ ドーーーン
チャカチャンチャン チャカチャカチャンチャン
ゴ~~~ン
カァカァカァ
メデタシメデタシ。。。
「ケケケケケ!!」
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#502 『 The 汚面智昭(おづら・ともあき)/真相』 お・す・ま・ひ